ルノーのヘイキ・コバライネンは、前戦で今週末の日本GPへの手ごたえを感じたという。“シーズン中最高のファン”だという日本のファンのために、彼はいいレースがしたいと意気込んでいる。

　前戦ベルギーでは、入賞したにもかかわらず、ルノーR27の速さを十分に発揮できなかったとして、コバライネンはあまり満足していない様子だが、今後については希望が感じられたという。

「最初から最後まで戦い続け、ひとつもチャンスを逃さなかったが、僕らは8位に入るのが精いっぱいだった」

「でも週末の間、真の速さは向上しているように思えたので、ポジティブな面もあった。だからこそ、最後の3戦に向けて前向きな気分を感じている。特に日本戦は大部分のドライバーにとって初めてのサーキットで行われるからね」

「日本のファンは、シーズン全体の中で、間違いなく最高だね。すごく熱狂的だし、いつも親切だ。ホテルやサーキットで、何時間でも待っていてくれるんだ」

「去年僕はまだレースドライバーではなかったのに、たくさんの人々が僕のことを知っていて、呼び止めてサインを欲しがった。そういうことがあると、すごくいい気分になるし、彼らのためにレースをしたいという気持ちになるよね」

　日本GPの舞台が鈴鹿から富士に変わったことについて、彼は次のように語っている。

「時は移り、F1も変化する。それが人生だ」

「鈴鹿はモンツァやスパのようにとてもチャレンジングなサーキットだった。ドライバーにもマシンにもね」

「でも今年のレースは富士で行われる。このコースは、去年プロモーションイベントをやったから、少し知っているんだ」

「1.5kmのロングストレートを備えたコースだ。エアロレベルをきちんと予想することが大事だと思う。また、中速、低速コーナーが並んでおり、最後の5つのコーナーはすべて2速で走る」

「だから、空力的に正しい妥協点を見つけ、低速セクションで十分なメカニカルグリップを得られるように、頑張らなければならない」

「オーバーテイクのチャンスについては、ターン1がメインで、かなり追い抜きが見られるだろう。あそこでレースをするのが待ちきれないよ。いいレースができると思うし、そうすれば日本のファンのみんなにも喜んでもらえるだろうからね」

• -
  ツイート
• 0
  シェア