BMWザウバーのニック・ハイドフェルドは、週末の日本GPと初めて訪れる富士を楽しみにしていると語った。
ハイドフェルドはここまで好調なシーズンを送っており、7月のフランスGP以来7戦連続のトップ6フィニッシュを含めて、出走レース数の半分以上でポイントを獲得している。
富士では1977年を最後にF1は開催されておらず、誰にとっても未知の領域になるが、ニックはこの好調さを維持したいと強く望んでおり、コースに関する知識が何もないことも気にかけてはいない。むしろ彼としては新鮮な気分になれていいという。
「富士にはまだ一度も行ったことがないが、僕はいつでもカレンダーに新しいサーキットが加わるのを歓迎してきた。このサーキットでドライブするのを本当に楽しみにしているよ」とハイドフェルドは言う。
「新たにカレンダーに加わったサーキットは、ドライバーとエンジニアにいくつかの興味深いチャレンジをもたらしてくれる。その結果、常に変化し続けるF1であっても、いつもより少し余計に考え方やアプローチのバラエティが生まれる。僕たち全員が、まず最初は新しい環境の中で自分なりのやり方を探さなければならないからね」
富士で走るのを楽しみにしているというニックだが、2009年から富士と鈴鹿と交互開催になったことについては喜んでいるという。
「(今まで日本GPが開催されていた)鈴鹿は僕の大好きなレーストラックだ。だから、2009年から2つのサーキットが交互にGPを開催するというのは、僕にとってはいい知らせだよ」
一方、ロバート・クビカもチームメイトとほぼ同じ気持ちで、やはり富士がF1カレンダーに加わったのは良いことだと考えている。また、彼によれば、F1.07はこのコースでも今までと同様の好調さを示せるはずだという。
「ドライバーとしては富士のコースについては何も知らない。もっとずっと若い頃にゲームで少し経験しただけだ。ただ、その後コースがちょっと変わったようだね」とクビカ。
「どんなコースであるかは実際に見てみないと何とも言えない。でも、僕らが富士を訪れるのはいいことだと思う。日本のファンはとても熱心だからね。彼らはレーシングカーを見ているのが本当に好きだから、今回も大勢のファンが集まると思う」
「今年の僕らのクルマはどんな種類のコースでも同じような動きをする。去年のようにローダウンフォースのコースの方が速いとか、そういったことは特にないんだ。今年はクルマのパフォーマンスがより安定しているから、他の全てのコースと同じレベルの成績は期待できると思う」