フラビオ・ブリアトーレは、来季ルノーのシートに座るドライバーについて、またもや決定を遅らせている。それにより、2008年にフェルナンド・アロンソが同チームに復帰するのではというウワサに油を注ぐ結果となっている。

　当初ブリアトーレは、決定がイタリアGP頃に下されるとしていたが、モンツァでは何のコメントもなかった。彼はスパ・フランコルシャンの金曜の記者会見で、もう何週間か待ってもいいと思っていると明かした。

「もしかすると日本の前になるかもしれない」と彼は考え込むように言った。「なぜなら本当に、今起こっていることを慎重に検討して、それから決定する必要があると思っているからだ。現時点では、私たちは本当に準備が整っているとは言えない」

　ヘイキ・コバライネンが、2つのシートのうち1つを占めるだろうという見方が一般的だが、もう1つのシートについては、現ドライバーのジャンカルロ・フィジケラ、公式リザーブドライバーのネルソン・ピケJr、またマクラーレンから離れればワールドチャンピオンのアロンソの間で争われることになりそうだ。

「去年の方が、（才能あるドライバーを見つけるのは）ずっと簡単だったと思う。本当に優れていた（ルイス）ハミルトンがいたし、ピケもいた。彼らが争っていた2人だったんだ」とブリアトーレは、2006年のGP2クラスについて語った。
「今年ははるかに均等で、難しい。今年、GP2で強力な勝者は見あたらない。ポイントを見ても、3人か4人のドライバーが基本的には同じくらいだ。ハミルトンやピケやコバライネンやロズベルグのようなドライバーは見あたらない。（そういうことが起きるのは）今年が初めてだ。元F1にいた（ジョルジョ）パンターノはいい仕事をしているが、かつての年ほどではない」

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