15日、自身がチームを率いWRCチャンピオンを獲得した時のドライバー、コリン・マクレーの訃報から24時間が経った後、プロドライブ代表のデイビッド・リチャーズが乗った自身のヘリコプターがロンドンで事故にあったが、リチャーズは無事だった。

　リチャーズはF1ベルギーGPから自宅のあるイギリスに戻る途中だったが、自身の操縦するヘリコプターがロンドン北東のスタンステッド空港上空で故障し、そのままヘリは転倒するように着陸。しかし、リチャーズと同乗していたカレン夫人は無事だった。

　リチャーズはその後「安全に帰るために、早めに昼間のうちにベルギーを出発したんだ」と語った。リチャーズはベルギーGPの週末、リチャーズが率いスバルでともに戦ったマクレーに対し深い哀悼を示していた。

「私は昨日ベルギーに来たんだ」とスパで語ったリチャーズ。「アリ・バタネンが私に『（マクレーに）何が起こったのか聞いたか!?』と電話をかけてきたんだ。ベルギーで私はすべての情報を聞いた。テレビではすでに彼が伝説として語られていたよ」「アメリカでは、ラリーと言えばコリン・マクレーというくらいの男だった。まだ彼とは実現したいことがいくつかあって、今週も電話で色々と話していたんだ。彼は本当に素晴らしい男だったよ」

　一方、リチャーズはスパで、マクラーレンとのカスタマープログラムが最終調整に入っていると明らかにしている。
「スケジュールは予定通りに動いている。近いうちに詳細を明らかにできるだろう」

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