フェルナンド・アロンソが、昨年の開催休止を経て今季カレンダーに復帰したスパでのレースが待ちきれないと語った。
アルデンヌの森にある名高いサーキット、スパ−フランコルシャンは、昨年はカレンダーから外れ、ラ・ソース・ヘアピンやバスストップ・シケイン、ピット、パドック等、いくつかの改修工事が行われた。 しかし、今もドライバーの間ではスパの人気は高い。とくに、世界一有名なコーナー、オー・ルージュの存在は大きい。
「スパで再びレースができ、とてもワクワクしている。僕の大好きなトラックだからね」とアロンソは語った。
「とても要求が高いコースで、1周が長くてさまざまな要素が含まれているので、正しいバランスをとるため、チームと協力して作業を進めなければならない」
「常に話題になるのはオー・ルージュだ。確かにあそこはすごいコーナーだよ。でも、僕としては、ラップ全体が特別だと思うんだ。常に限界の状態に置かれるので、ドライバーとしてはかなりのチャレンジになる。毎周100パーセントの集中力を保つ必要がある。僕は目的達成、つまり優勝争いをしようとやる気が高まっている。先週末のイタリア戦は僕にとってもチームにとっても特別な結果となった。マシンは非常に速かったので、そのパフォーマンスをスパでも維持するために頑張るよ。スパとモンツァではいくつか似た特性がある。両方ともパワーが重要なんだ。僕らが今回も好調で、速さを発揮できるといいね」
ベルギーGPはヨーロッパラウンドの締めくくりであり、その後は中国、日本、ブラジルのフライアウェイ戦となる。タイトルは今も4人の間で争われており、今週末を前にアロンソは、あらゆることが起こりうると考えている。
「選手権争いはとてもエキサイティングだ」とアロンソ。
「スパが終わると残りは3戦しかないので、ここでも好成績を挙げることがとても重要だ。もちろんそれは、ルイス(・ハミルトン)、キミ(・ライコネン)、フェリペ(・マッサ)にとっても同じことなので、展開を見ていくしかないね」
「まだまだレースの周回はたくさん残っている。僕の目標はできるだけたくさん優勝することだよ。ファンにとってエキサイティングな形でシーズンを終えられればいいね」