フェルナンド・アロンソがイタリアGPでタイトル争いの巻き返しを再びはかったが、マクラーレンの僚友ルイス・ハミルトンは、ベルギーGPを前にして、プレッシャーはまったく感じていないと語った。
アロンソはトルコで3位、モンツァで優勝を飾り、ここ2戦はハミルトンに勝っている。タイトル争いがハミルトンとわずか3ポイント差まで縮まったところでヨーロッパシリーズの最終戦を迎える。
しかし、ハミルトンは、アロンソに背後に迫られているにもかかわらずプレッシャーはまったく感じておらず、成功に向けてモチベーションが以前より高まったと語る。
「いずれのタイトル争いも接戦になっている」と言うハミルトン。
「みんなプレッシャーのことに触れるけれど、僕にはこれまで以上のモチベーションとなっている。ストレスはまったく感じていないよ。ベルギーを含めて、あと4レースある。毎レース、ベストを尽くして優勝を狙っていく」
スパは昨年カレンダーから外れた後、改修工事を行ったため、ここでのレースは2年ぶりとなる。ハミルトンは名声あるスパでのF1初レースが待ちきれないと言う。
「スパはいつも話題に上るサーキットだが、それも当然だと思う。僕はスパが大好きだ。高速ストレートとコーナーのコンビネーションのために、セットアップは妥協を求められる。オー・ルージュはすごいの一言だ。とても高速で、毎ラップ、あそこを抜けるのが楽しみだ。オー・ルージュはF1ドライバーにとって楽しみの1つだよ! 前のラップより少しでも速く走ろうと張り切るんだ。マシンが浮き上がることなく全開で抜けるには、少しずつステアリングを切らなければならない。身体にかかるGはかなりのものだけれど、ファーストラップが終われば、あまりそうも思わなくなる」
「スパでは2005年に(F3で)レースをした。第1レースはウエット、第2レースはドライで、いい経験ができた。第2レースでは優勝も飾れた。7月にはスパでテストをし、ブリヂストンとポジティブに作業をこなすことができた。F1で初めてのスパ戦を待ち望んでいる」