マクラーレン・メルセデスのチーム代表、ロン・デニスは、F1をやめるつもりはないし、同チームの指揮を執るポジションを辞するつもりはないと語っている。

　イタリアGPで、デニスがロイター通信に語ったところによると、現在のスパイ騒動は、彼がこのスポーツで過ごしてきた中で、多分“最も厳しい試練”だろうということだ。彼は、辞任することは“正しくない”と考えているという。

「私に去ってほしいと思う人々が大勢いるのだと思う」と60歳のデニスは語った。
「私の考えたことが会社の利益になるとすれば、それが正しいと思うなら、私はためらわず実行するだろう」
「だが、私はそれをするのは正しくないと思う」

　一方、別の件だが、デニスはイタリアの判事から、告発される可能性があることを告知された。これは、マクラーレンの停職中のチーフデザイナー、マイク・コフランが、フェラーリの技術に関する秘密文書をどのように所持するに至ったかについての捜査の一環だ。

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