GPDA代表のマーク・ウェーバーとヤルノ・トゥルーリが、モンツァはいまもF1が納得するような安全性基準を満たしていないながら、改良は少し進んだと語った。
レース前のプレスカンファレンスで、ウェーバーはモンツァの安全性について疑問を呈し、今週末の事故を懸念していると語った。「モンツァのドライブはいつも危険と隣り合わせだよ。高速サーキットであることは疑う余地もない。しかし、このサーキットを改良するのはなかなか難しい。FIAとモンツァの人々が全力を尽くしてゆっくり工事を進めているからね」
「おそらく、ファーストラップが一番危険だ。第2シケインが特にね。ドライコンディションであれば、まだましだけどね」と語るウェーバー。
「第1シケインはいい。でも、第2シケインは……。僕はテスト2日目までランオフエリアが目に入らなかった。ラッキーなことに、たいていはシケインを上手く曲がっていけた。ドライブを終えてランオフエリアを見てみた。実際に僕はそこを横切って、この目で確かめたのだけどアスファルトは悪くない。マシンが止まるからね。しかも、グラベルみたいにマシンが跳ねない。実際マシンが跳ねることが第2シケインとアスカリで一番懸念していることなんだ」
「グラベルだと、いつもマシンが路面を捕まえることなく、ニュルブルクリンクでのルイスのような状態になって、マシンが止まらなくなる。パラボリカも危ない。ミスをすればたぶん、かなり危ない状況に陥る」
その一方で、トゥルーリは、去年のレース以降行われてきた安全面での作業を評価している。
「僕は自分の感じることをすでに語った。モンツァサーキットが行ったことはとてもポジティブなことだ。他と比べてまだ安全性に劣るサーキットだけれども、スピードだけのせいではなく、ランオフエリアのせいでもある。モンツァは毎回、とても一生懸命に作業を行ってきている。もちろん、僕たちは去年に比べて満足している」