アレックス・ブルツは、イタリアGPでの目標をポイント圏内でのフィニッシュに置いている。ドライバーズポイントスタンディングでウイリアムズのチームメイト、ニコ・ロズベルグよりも上位のポジションを維持したいと望んでいるからだ。

　フルタイムのレースドライバーへの復帰以来、彼のパフォーマンスについては批判的な声も聞かれるが、実際にはモントリオールで3位、ニュルブルクリンクで4位で入賞しており、ドライバーズ選手権のランキングではロズベルグより上の9位につけているのだ。

　ブルツはモンツァで開かれる選手権第13戦に臨むにあたり、ロズベルグに対するリードを維持すると共に、コンストラクターズ選手権においてもレッドブルやトヨタとの差をさらに広げたいと願っている。

「今週末にはモンツァでのレースが控えている。ティフォシたちのおかげで、モンツァはいつも特別な雰囲気のレースになる」とブルツ。彼が最後にこのコースでレースをした年には、ベネトンで5位に入っている。

「僕はイタリア風のライフスタイルが好きなので、ここでの数日間はとても気分よく過ごせる。サーキットはカレンダー上に残った最後の高速トラックのひとつであり、僕自身もここをドライブするのは大好きだ」

「このコースに慣れるのには少し時間がかかるが、いったんドライビングスタイルと自分の感覚をコースに適応させれば、チャレンジングではあるけれども素晴らしいコースであることが実感できる。僕はモンツァでは概していいレースをしてきた。今週末もその流れが続くことを願っている。できればポイントを争うところでレースをして、チームメイトより上位のポジションをキープしたいし、そうすればチームもレッドブルやトヨタとの差をさらに広げることができるだろう」

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