フェリペ・マッサが、フェラーリがマクラーレンに迫り、チームとドライバーにプレッシャーを与えるには、この調子で前進を続けていかなければならないと語った。
マッサは先週末のトルコGPで優勝し、最大ポイントを獲得した。タイトル争いでは、僚友のキミ・ライコネンを1ポイント上回って3位に浮上し、トップのルイス・ハミルトンとの差も15ポイントに縮まった。
マッサは自身の最新のブログの中で次のように語っている。
「優勝は、自らを高めるのに重要な機会だ。去年トルコで優勝した後、精神的にかなり成長したしね。次のレースまでに、モンツァでテストをする予定だ。次の周、同じトラックでフェラーリのホームレースを迎える。タイトル争いにおいてとても重要な一戦になるはずだ」
昨年F1キャリア初優勝を飾ったトルコで再び優勝したことについて訪ねられると、『最高だ』と述べた。
「レース後に言ったように、トルコは僕にとって素晴らしい場所になるだろうね。2年連続でポールtoウィンを飾られたのだからね。特別なトラック。ただその一言だよ。チームの観点からすれば、ここで1−2フィニッシュを飾って最大ポイントを稼ぐことができたという点でも、最高の結果となった。特に、僕のF1の戦歴にトルコでの連続優勝が加わったのはとても嬉しい。トルコは、ドライバーから評価がかなり高いトラックだからね。真のドライバーズサーキットという点では、スパや鈴鹿にも匹敵すると思うよ」
「僕はスパや鈴鹿も好きだ。去年は鈴鹿でポールを獲得した。決勝でもパンクするまでは調子がよかった。また、スパでも昔、好成績を収めている。僕はこの手のサーキットが好きなんだ。しかも、そういったサーキットでグッドパフォーマンスを見せることができる。予選も、トルコではとてもよかった。燃料の重さに関する戦略など一切かまわず、マシンの力を最大限に引き出して、素晴らしいラップを刻んだ。レースでは、ハードタイヤの方がかなり調子がよかった。もっとも、ここが大切なことだが、ソフトタイヤでもとても調子がよかった。レース中はとても暑かったけれど、体の調子はよかった。レースを通して、とくに何も問題はなかった」
「常に後ろにマシンを従えていたので、リラックスする時間はまったくなかった。レース全体を通して、毎ラップ、ハードにプッシュしていった。つまり、ハードにプッシュせざるをえなかったということだが。そういうとき、ミスを犯しがちになるけれど、実際僕も、最終スティントでちょっとしたミスをしてしまった。どのラップも集中してハードにプッシュしなくてはならなかった」
トルコで今期3度目の優勝をしたマッサだが、ドライバーズタイトルを手に入れるためには、優勝を重ねるだけでは不十分だということに気づいている。
「現在、ドライバーズ選手権の上位4人が今期、それぞれ3回ずつ優勝している。シーズンが終わるまでに、僕が優勝回数で1番になることも可能だが、それだけではチャンピオンにはなれない。それは、他のドライバーにとっても同じことだ。僕たちはみんな、優勝だけでは不十分だとわかっている。1年を通して一貫性をもたなければならない。それが今年は僕たちのチームに少し欠けている。でもまだあと、5レース残っている」
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