今週、ウイリアムズのテストドライバー、ナレイン・カーティケヤンが、ドバイ・オートドローモでスピードカー・シリーズのテストを行った。

　このテストにはインドネシア出身のサルーンカーレーサー、マレノ・ソープラプトや彼の兄であるアナンダ・ミコラ、またスイスのストックカーレーサー、アレクサンドレ・マウスやイタリアのラリードライバー、ニコ・カルダローラなどが参加しており、カーティケヤンは650bhpのマシンに感銘を受けたと語っている。
「マシンには好感触を抱いたし、驚くこともなかった」と22周を周回したカーティケヤンは語る。
「マシンは好調だった。重さがあるにも関わらず、バランスはとても良かったし、かなり運転しやすかった」
「エンジンは力強く、ストレートでは速い。もちろんシングルシーターのマシンと比べると、制動距離はかなり長い。慣れるまでにかなりの時間がかかるだろう」

　シリーズ全体については、非常に楽しめるものになると予想しているようだ。
「スピードカーは接戦になるだろうから、いいバトルとオーバーテイクが見られるんじゃないかな」
「スピードカーのレース終了時の様子も、非常に興味深いものになるはずだ。タイヤは擦り減り、ほとんどのドライバーが肉体的な疲労に襲われるだろうからね。若手ドライバーと、ジャン・アレジのような元F1ドライバーとのバトルは期待できるよ」
「ドライブしていて楽しいマシンだ。気温が40度を超えるという厳しい天候になり、クルマの内部はすごく暑くなったけどね」
「またテストに参加して、スピードカーをもっと体験したいと思っているよ」

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