ホンダのルーベンス・バリチェロは、チームが3日間のヘレステストをいい形で終えたことを受け、次のハンガリーで再び“小さな前進”を果たすための基盤を手に入れたいと願っている。

　バリチェロは、ホンダが行うテストの2日目と3日目を担当した。チームは初日、2日目と調子をつかめなかったものの、メカニカル及び空力の新パーツを評価していくなかで、彼は木曜に4番手タイムを記録した。
「酷い暑さのため、今回のテストはかなりのチャレンジとなったが、僕にとってはいい準備になった。今年のハンガリーGPは史上最高の暑さになりそうだと聞いているからね」とバリチェロは語った。
「優れたベースラインを確立するため、セットアップの調整を多く行った。メカニカル及び空力のパーツは進歩しているようだ。ハンガリーGPの週末に再び小さな前進を果たすため、その基盤を手にできていることを願っているよ」

　テスト初日に走ったホンダの第3ドライバー、クリスチャン・クリエン、またエンジニアリング・ディレクターのジャッキー・エッケラートも、開発が建設的に進んでいると感じたようだ。
　ハンガリーGPでのチームのポジションに注目しているというエッケラートは、次のように語っている。
「非常に暑いコンディションのなか、とても生産的な3日間のテストを行えた」とエッケラート。
「私たちのプログラムの焦点はハイダウンフォースであるハンガロリンクに対応するセットアップを準備し、メカニカルと空力の新パーツの性能を試すことだった」
「終始マシンは信頼性を発揮してくれたので、私たちは多くの走行をこなせたし、パフォーマンスのわずかな向上も見られた。これで新パーツにゴーサインが出たので、それらがハンガリーGPでどういう結果を出すのか楽しみだ」

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