フェラーリのフェリペ・マッサが、チームは今週末のイギリスGPで好成績を収め、再びライバルのマクラーレン・メルセデスより優位に立つだろうと語った。
マッサはフランスGPで僚友のキミ・ライコネンに敗れ、惜しくも2位となったが、本人はいたって明るく、イギリスでもF2007はとてもコンペティティブだろうと自信の程を覗かせている。
「イギリスGPは僕たちにとってとても素晴らしいGPになるだろう。このコースで強さを発揮するマシンを持っているからだ。フランスGPの前に行ったシルバーストンでのテストでは終始とても速かった。イギリスでもとてもコンペティティブだろうと自信を持っている。もちろん、マクラーレンには注意しなくてはならない。でも、僕たちの方が少し上かもしれない」
「今週末はウエットな路面で僕たちがいかに強いか、証明できるいいチャンスだ。僕は雨の中のドライブが好きだ。濡れた路面でのレースはちょっとした賭けの要素があるけれどね。どんなコンディションでも、僕はとてもコンペティティブである自信がある」
「シルバーストンはオーバーテイクがとても難しい。実際にはほとんど不可能だ。でも、シルバーストンは素晴らしいサーキットだよ。高速コーナーがあって、ドライバーにとってはシーズン中もっともチャレンジングなトラックだ。自分のドライビングスタイルや高速コーナーでの経験からして、シルバーストンでのチャレンジは大好きなんだ。スパのような高速トラックを思い出すよ」
前戦のフランスGPについて尋ねられると、マッサは優勝できなかったのは少し残念だが、2位に入れて嬉しかったと述べた。
「数日経ってマニ−クールを振り返ると、レースの大半をリードし、2位でフィニッシュしたことに落胆しているとはいえないよ。実際、フェラーリの1−2フィニッシュに貢献できて喜んでいる。キミとの1−2フィニッシュは今回が初めてだった」
「でも、優勝できなかったことについては、ちょっと残念だ。あの日の午後はすべてが完璧だった。レースの時だけ、少しアンラッキーだった。その点、キミはとてもラッキーだった。でも、そんなことも時にはあるよね」