◆フェリペ・マッサ(フェラーリ)
Q:昨年は4番グリッドから5位でレースを終えている。ここでは全戦で完走を果たしているが、サーキットについての印象は?
FM:今回はもっといい結果が残せるといいね。記憶が正しければ、去年テストではいいマシンだったのに、レースではタイヤ選択を誤って、100%の戦闘力が発揮できなかったんだ。でも、今年はこういったタイプのトラックではマシンも好調だし、タイヤも全員同じものを使うから、最高の週末になることを期待しているよ。ここではいつも完走しているしね。目を見張るような結果は残せていないし、去年は特にそうだった。でも、今回は優勝を目指して戦いたいと心から願っているよ。
Q:先週末のレース後、ロン・デニスは、マクラーレンが比較的コンサバティブな走りを見せたため、フェラーリを引き立てる結果となり、フェラーリが実力よりも速く見えるレースになったと語っている。この発言についてはどう思う?
FM:僕らはコンサバティブに走ることはないし、勝つことができた。それが全てだよ。いくつかのレースで僕らはあまり強さを見せられず、彼らが勝利を手にしていた。彼らはポイントでも僕らを上回っているから、今後はほとんどのレースで彼らの前に立つ必要がある。それだけだよ。何を言われようと関係ない。大事なのは、トラック上で何をしたかだ。だからマシンを進化させようと、僕らは毎日ハードに取り組んでいるんだ。
Q:彼らのように保守的にはならず、強気で走る必要があるね。
FM:こういう選手権では、保守的な姿勢ではいられないんだ。どのレースでもね。コンサバティブな走りをしなかったためにミスを犯すこともあるが、それがレースというものだ。
◆ジェンソン・バトン(ホンダ)
Q:先週末に8位入賞を果たしたことで、少し安心したのでは?
JB:そうだね、安心したよ。ポイントを得たからというより、週末を通してのパフォーマンスに対してね。日曜の決勝は楽しかったし、前にルノーとマクラーレンがいるなんて嬉しかったよ。しかも同一周回でね! 今の時点では珍しい光景だよ。
Q:どのような調整がなされ、マシンの感触はどれほど良くなった?
JB:かなり多くの調整が行われた。空力的にもメカニカル的にもね。僕はレースで大きな変化を感じた。予選は……まだまだだね。他の多くのチームに比べると、まだスピードが足りない。レースペースはまあまあだし、安定性もかなり良い。うまく走ることができ、限界までプッシュできるマシンを手にできて嬉しいよ。僕らが望む位置にはほど遠いし、フェラーリやマクラーレン、BMWに追いつくにはまだ長い道のりが待っているけど、大事なのは僕らが前に進んでいるということだ。
Q:2005年は2番グリッドを獲得し、2004年は4位でレースを終えている。今週末は再びポイントを獲得できそう?
JB:2005年のマシンはかなり酷かったから、何が起こるか分からないね。でも、僕らの予選はかなり難しくなると思う。Q3まで残れたら嬉しいけど、その前にいくつか解決しなくてはならない問題がある。チームがどのポジションにいるのかというのは分からないね。ここでのテストには参加していないから、僕らがどれほどの競争力を持っているかを見極めるのは明日を待つしかない。さっきも言ったが、1周のパフォーマンスを向上させるため、作業に取り組む必要があるんだ。