◆アレクサンダー・ブルツ(ウイリアムズ)
Q:ここで最後にレースをしてから数年が経っているが、当時は3位と4位という結果を残している。このサーキットの印象は?
AW:いいサーキットだ。数週間前にここでテストを行ったんだが、超高速の区間もあるし、第1コーナーから第5コーナーにかけては本当に素晴らしいセクションになっている。もし何の問題もなく、正しい方向から風が吹いていれば、ターン1は7速までギアを入れ、全開で駆け抜ける。それからベケッツの複合コーナーでは、最初のふたつのコーナーを全開で走り、ターン5ではひとつだけダウンシフトする。それからハンガーストレートだ。そこまで、ブレーキには触れもしないんだよ。すごくクールだろう。本当にいいサーキットだ。
Q:今シーズン、ここまでいくつか良いレースを見せているが、予選では必ずしも良いとは言えない。予選では何が問題になっている?
AW:うーん、良くないと言われてもね。100分の1秒を争っているんだよ。ここでも、そしてここまでも、コンマ数秒の差でしかないんだ。もちろん、差を埋められるように取り組まなければならない。確かに、決勝では力強い走りを見せている。特にスタートなんかはね。全てのスタートで必ずオーバーテイクを見せてきた。2007年シーズン、レース中に最もオーバーテイクしているのは僕なんだよ。全体的には、もう少しタイヤに取り組む必要がある。僕のドライビングスタイルにあまり合っていないからね。違うコンストラクションだった去年のほうが、ずっとマシなんだ。でも、頭を切り替えてやっていくしかないね。この問題のおかげで夜も眠れないなんてことはない。レースができて嬉しいからね。
◆アンソニー・デビッドソン(スーパーアグリ)
Q:ここで最後にレースをしてから、少し時間が経っていると思うが?
AD:そうだね。実を言うと、僕はこのサーキットのことをあまり良く知らないんだ。僕のホームトラックだっていうのに、おかしいだろ。ヘレスやバルセロナのようなトラックのほうが、ずっと馴染みがある。ちょっと変だよね。でも素晴らしいサーキットだ。まさに真のレーストラックという感じだし、アレックスが説明したように、超高速サーキットだ。1周の走りを生かすも殺すも、第1セクター次第だ。1周を上手くまとめるために、そこでは非常に優れたマシンバランスが必要とされる。
Q:ここで最後にレースしたのは?
AD:2001年のF3だね。
Q:でも、ここでもテストをしているだろう?
AD:もちろん。でも、F1のカレンダー上で、ここでのテストはかなり制限されている。先日のテストすら参加できなかった。代わりにヘレスに行ったけどね。明日コースに出て、高速サーキットをドライブするのが楽しみだよ。
Q:母国のファンの前でレースをすることになるね。
AD:そうだね。僕が母国のファンの前で走ったのは、2004年と去年の金曜だけなんだ。イギリス人ドライバーにとっては最高の雰囲気だよ。