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「フェラーリは見た目ほど速くはない」とハミルトン

2007年7月3日

 マクラーレンのルイス・ハミルトンは、マニ-クールでフェラーリがF1チームのトップに返り咲いたとの見方を否定し、フランスGPでは彼自身が勝利に向けてチャレンジできなかっただけだと主張した。

 2戦連続優勝の波に乗り、2位に10ポイント差をつけてのポイントリーダーとしてフランスGPに臨んだハミルトンは、予選でふたりのフェラーリドライバーの間に入る2番グリッドを獲得した。しかし、彼はスタートでキミ・ライコネンにパスされたうえ、フェリペ・マッサとライコネンよりも早めのピットインを行い、結局はポジションを上げることなく3位でレースを終えた。
「最高のスタートではなかった。僕の目に入ったのは、キミが僕をパスしていく姿だった」とハミルトン。
「とにかく彼との差が広がらないように頑張った。序盤はいいペースだったと思う。僕の方がキミより若干速かったしね。なんとか彼を抜かなくてはと思ったんだが、ある程度近づくとダウンフォースを失ってしまうんだ。ターン3ではキミの後ろでかなりダウンフォースを失い、彼に対して少し遅れをとったため、(アデレード・ヘアピンに向かう)ストレートでは彼のスリップストリームに入ることができなかった。1秒以上速く走れるような、かなりの速度差がない限り、追い抜くことはできないんだ」

 渋滞に引っかかったチームメイトを最後のピットインで逆転したライコネン、そして2位のマッサに続き、ハミルトンはトップから30秒以上の差をつけられ3位でレースを終えることになった。しかし、F1の2強であるフェラーリとマクラーレンは未だ互角であり、このリザルトが両者の差を示しているわけではないとハミルトンは主張する。
「心配するようなことではないと思う。フェラーリが前進した証拠だ。彼らがいい戦略を用意していたのは明らかで、それが僕たちよりも若干うまく機能したということだ」
「レース終盤、僕が3回目のピットストップを終えてトラックに戻ったとき、トップに20秒の差をつけられていることを知った。エンジンを酷使する意味もないし、僕はリラックスして3位をキープしたんだ」


「全てのレースに勝つことはできないし、最も大切なのは安定性だ。僕たちにはそれがあると思っている。落胆はしていないよ。抜かれるのは好きじゃないが、それは誰だって同じことさ。このレースで、僕は初めてパスされた。ある意味それも仕方がなかったが、再び表彰台を獲得できたし、僕たちは最も安定性のあるチームだ。他よりもいい仕事をしていると思うよ」
「フェラーリはかなりの進化を見せ、シルバーストンで大きく前進した。でも、僕たちだって進歩しているんだ。ただ、今回のように他車の後ろにいると、実力を示すのはかなり難しい。今日のフェラーリは、見た目ほど速くはなかったと思う。確かに大きな差をつけられたが、それはトラフィックと戦略にかなり影響を受けている。次のレースでは巻き返せると思うよ」
「シルバーストンでは大いに戦闘力を示せるだろうと今でも思っている。進化を続けるため、チームはファクトリ−で本当にハードな作業を行っているし、次のレースでは更に速くなっているだろう。僕はかなり自信を持っている。いまの信頼性と安定性を維持していれば、必ず優勝争いができるはずだ」

 選手権リーダーとしてシルバーストンに戻るハミルトンに対し、周囲の期待は膨れ上がっている。また、僚友のフェルナンド・アロンソは今回7位に沈んでおり、イギリスGPを前にふたりの差は14ポイントまで開いた。そんななかハミルトンは、地元ファンの期待に応えるというプレッシャーを感じることもなく、母国グランプリをとても楽しみにしているという。
「これまでずっと言い続けてきたが、8戦連続の表彰台はもちろん、最初のレースでポディウムに立てるとも思っていなかった。これまでの僕とチームの仕事ぶりには非常に満足している」
「ずっとドライブしてみたいと思っていたチームとともに、初めてのイギリスGPを選手権リーダーとして迎えるんだ。ドライバーとしてはこれ以上ない喜びを感じているよ」




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