F1フランスGPのサポートレースとして行われたF3ユーロシリーズの第1レースで、ポールポジションからスタートした小林可夢偉（ASM）が見事優勝を果たした。
　抜群のスタートで首位のポジションをキープし1コーナーへ。チームメイトで2番手スタートのR.グロジャンが背後に迫るもコレを抑えきり、オープニングラップをトップで終える。チームメイトのグロジャンは、これまでにも接触されたりするなど、因縁深い相手だ。
　2周目、一度はグロジャンにかわされるも、逆にインを取り返し、ポジションを守る。その後のASMのふたりのペースは他車を圧倒しており、完全に小林とグロジャンのマッチレースと化した。
　終盤までこの接近戦は続き、最終周に小林のインをグロジャンが狙う。しかしこれは強引だった。グロジャンは小林のリヤタイヤをかすめてスピン。しかし小林にダメージはなく見事トップでチェッカーを受けた。
　小林は「良い流れになってきたんで、このままの調子で行きたい」と語り、翌日行われる第2レース以降での、再度の健闘を誓った。
　このレースの模様を観戦していたFTRSの関谷校長も「終わるまでは心臓がバクバクしましたよ」と語っている。

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