◆ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)
Q:先週テストを行ったが、レースに期待は持てそう?
GF:まず言っておくと、僕は参加していないんだ。でも、僕らにとっていいテストになった。更に前進できたんじゃないかな。新しいフロアとリヤサスペンションを投入した。小さな一歩とはいえ、今週末に向けては非常に勇気付けられることだ。
Q:ここでは6位が2回という記録を残している。お気に入りのサーキットというわけではないようだ。
GF:そうだね。残念ながら、ここ数年はちょっと不運に見舞われてきた。特に2年前は、ピットストップの際にエンジンがストールしてしまった。表彰台を獲得する可能性もあったんだ。確かにこれまでいい結果を残せていないが、予選ではチームメイトの近くやグリッドの2、3列目を確保できている。だから心配はしていないよ。
Q:ルノーの母国であるフランスが舞台というのもかなり重要なことだね。
GF:僕らにとって、とても大事なことだよ。ホームグランプリのようなものだ。多くのファンや観客が応援してくれるし、ファクトリーからもスタッフが来てくれる。大事な週末になるよ。
◆フランク・モンタニー(トヨタ)
Q:昨年はここで走り、20番グリッドから16位でレースを終えているね。
FM:フランスでレースできて良かったよ。スーパーアグリが僕にチャンスをくれたんだ。嬉しかったし、彼らとはいい時間を過ごせた。だがシーズンも移り、今は違うチームだ。
Q:今年は厳しい状況になっているね。去年は金曜のテストを担当していたが、今年はそれもなくなり、テストする機会もかなり減った。
FM:そうだね。テストの機会はあまり多くない。シーズンが開幕したころは良かった。チームとともにやる仕事も多くあったし、マシンをいい形で開発できていた。でもシーズン序盤、ふたりのドライバーのうち、ひとりがマシンを乗りこなすのに苦しんでいて、彼がもっとテストしたいと頼んできたんだ。1台しかないもんだから、残念なことに計画されていた僕のテストは彼のおかげで減ってしまった。でも仕方がない。こういうことも承知のうえで、契約にサインしたんだ。こうならないことを望んではいるものの、起こりうることだ。
Q:でも、先週は忙しい1週間を過ごした。それについて話してくれる?
FM:マシンがコース上を走る度、僕は毎回現地にいるようにした。チームの近くにいたかったし、100%関わっていたいからね。テストを担当してようがしてまいが、僕は現場にいたいんだ。そういうわけで、先週はずっとシルバーストンにいて、それからグッドウッドに行った。1週間ずっとチームとともに過ごしたんだ。