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マッサ、僚友を下しての表彰台に喜びを表す

2007年6月20日

 フェラーリのフェリペ・マッサは、アメリカGPにおいて僚友キミ・ライコネンを下して3位を獲得できたことに喜びを感じたと認めている。ライコネンはマッサと違った戦略を持ってレースに臨んでおり、終盤にはチームメイトのすぐ後ろに迫ってきていた。

 ふたりのフェラーリドライバーは、それぞれ違ったタイヤを装着してスタートを迎えた。速さを出せるソフトタイヤをレース終盤に使用するため、ライコネンは有利とは言えないハードコンパウンドでのスタートを選んだ少数派のひとりとなった。だが、不運にも彼はスタートの1コーナーで4番手から6番手へと脱落し、狙っていたアドバンテージは帳消しとなる。

 ピットストップでは2回ともに迅速な作業が行われ、ライコネンは元のポジションを取り戻すものの、それまでにマッサが築いたリードは、最後のタイヤ交換を終えてもライコネンの前で戻るに十分なものだった。
 とはいえ、最終スティントをハードタイヤで走るマッサに対し、ライコネンはソフトタイヤのアドバンテージを持っており、両者はすぐにテール・トゥ・ノーズの状態となる。

 マッサが65周目の最初にわずかなミスを犯したことで、ライコネンの求めていたチャンスが訪れた。しかし、マッサはその後のコーナーとバックストレートでポジションを守り切ると、ライコネンの追い越しを許さず、最終的には2.5秒の差で3位フィニッシュを果たした。
 ライコネンが4位に留まるように指示されていたと思うかと聞かれたマッサは、チームからは『レースをしろ』とだけ言われたと答えた。


「すごいプレッシャーだった」とマッサは表彰台の後で語った。
「僕とは違うタイヤをキミは着けていたし、確かに終盤は彼の方がグリップが良かった。ハードと比べてデグラデーションも酷くなかったしね。ハードはとにかく滑りっぱなしで、リヤタイヤを安定させるのが難しかった。キミはかなり差を縮めることができ、とても速かった。彼に抜かれないようにするのは非常に難しかったよ」

 レース序盤、ライコネンがニック・ハイドフェルドとヘイキ・コバライネンの後ろにつかえていなければ、自分はもっと大変な目にあったはずだとマッサはあっさり認めている。

「キミはソフトの新品セットを持っていなかったが、スクラブしたセットでスタートしたくはなかったんだ。スタートでグリップを失ってしまうかもしれないからね。それで、彼はハードの新品セットでスタートしたんだ」とマッサは明かした。

「僕は見ていなかったが、(スタートで)彼がいくつかポジションを落としたのは分かった。だから、あれは正しい選択ではなかったのかもしれないね」

「僕のスタートはうまくいき、彼はうまくいかなかったので、僕は大きな差を築くことができた。彼が接近してきたのは、最後のピットストップの後だった。いい走りができたよ――僕はミスをせず、何とかマシンをコース上に留め、彼に追い越されずに済んだ」

 前回のカナダを5位で終えたライコネンは、わずかに選手権での点差を縮めることができたものの、今回はマッサの後ろでフィニッシュすることになり、縮めたポイントの一部を失うことになった。また、マクラーレンのふたりにも遅れをとったため、ランキングトップのルイス・ハミルトンとは26ポイント差、マッサとは7ポイント差となっている。




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