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コバライネン、インディアナポリスでカナダの教訓を生かす

2007年6月16日

 インディアナポリスは、カナダGPと同様、ヘイキ・コバライネンにとっては未知のサーキットである。彼はカナダGPで学んだことをインディアナポリスで生かそうと考えている。

 コバライネンは、これまでのF1のキャリアでベストのリザルト、4位でフィニッシュした。だがそこに至るまでに彼は、ジル・ビルヌーブ・サーキットのウォールに慣れるためにタフな週末を過ごさねばならなかった。

 それにもかかわらず、コバライネンは、カナダで取った方法に関しては得意げだ。じっと我慢し、レースではトラブルを回避した。限界を超えて走ることに充分な経験の無いドライバーがそのトラブルに遭遇した。

「最初の2日間はすごく大変だったけど、その後はガラっと状況が変わったのには驚いたよ」とコバライネン。
「週末は本当にタフだったけど、表彰台に近いところでフィニッシュすることができた。チームはこの結果に満足していると思うよ。だって運だけで勝ち取った結果じゃないからね。僕らの戦略はうまくいったし、僕のドライブもよかったし、クルマは速かったってことなんだ。次のレースに向けていい後押しになったよ。この調子を維持していきたいね」

 このレースの結果は、彼のドライバーズランキングを9位へと押し上げた。これはコバライネンにとって、インディアナポリスという、カナダ同様これまで訪れたことのないサーキットを走る上で自信となったようだ。実際に、彼はカナダで受けた教訓を生かそうとしている。トラックで失ったタイムは、その後に大きく響くということに、彼はそのカナダの地で学んだのである。


「週末を通じてトラックタイムを失わないようにすることが極めて重要だ。例えば、予選のときに、僕はソフトタイヤでのパフォーマンスにいい感じを得ることができなかった。クルマのグッドバランスをセッションで見つけなければならないし、週末を通して自分に自信を持たせなければならない。でもその他に必要な課題は、気持ちの持っていき方かな」

「週末は本当にタフだったんだけど、それでも僕は前向きに考えていたし、懸命な作業を続けたんだ。チームも僕のために必死に仕事を続けてくれたし、ずっと僕をサポートしてくれたんだ。だから僕は、日曜日には、彼らのためにもベストを尽くそうと考えていたんだ。もし成功したいと思うなら、そういう気持ちを持ち続けることが大事だと思うよ。自分を信じ、ポジティブな気持ちでいることが大事なんだ」

「インディアナポリスは、伝説的なサーキットさ。モータースポーツに関わる人なら誰でも知っている場所なんだ。トンネルを抜けて、そこに広がる華々しい風景を目にしたときに、初めて自分がインフィールドにいることに気付くんだ。オーバルはすごく大きいので、併設されているF1サーキットはとても小さく見えるよ」

「でも僕らがそこでレースをする上では、すごく面白いサーキットだと思うよ。オーバルセクションはすごくスピードが出るんだ。その一方、インフィールドはいろんなコーナーがあってすごく面白い。コクピットからどんな風に感じられるか、すごく楽しみにしているんだ」




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