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アメリカGP欠場のクビカ「当然ながらガッカリだ」

2007年6月15日

 今週末にインディアナポリスで行われるアメリカGPへの出場が認められず、BMWザウバーのロバート・クビカはその失意を語っている。

 サーキット・ジル・ビルヌーブで行われたカナダGPのレース中、クビカは大クラッシュに見舞われた。当初は足の骨折を心配されていたものの、幸運にも大きな怪我を負うことはなかった。

 しかしながら、事故後、短期間で再び大きな衝撃を受ける心配があるため、FIAのメディカルチームはクビカの第7戦への出場を認めず、代役としてテストドライバーのセバスチャン・ベッテルがシートに座ることになった。

「僕はレース出場への用意ができていたから、当然ながらガッカリしたよ」とクビカ。

「でも、この決定を受け入れるよ。モントリオールの後、短期間に再び衝撃を受ける可能性を考えると、今回のグランプリに僕を出場させるにはあまりにリスクが多すぎるとの判断で下されたものだ。これから僕は家に帰るよ。セバスチャンの活躍を祈っている。彼にとってはチャンスだし、きっと彼はいい仕事をしてくれるだろう」

 彼のBMWザウバーF1.07を粉々にした、時速280キロでの衝突から1週間も経たないうちにインディアナポリスに姿を現した彼は、レースをする準備はできており、体調は“100%”万全だとメディアに対して語った。

「事故に見舞われたという感じが全然しないんだ」欠場のニュースが伝えられる前、木曜の記者会見でクビカはこのように語っている。
「マシンに戻りたいし、それを楽しみにしている。カナダでは金曜から不運に見舞われた。燃料漏れは起こるし、パフォーマンスの点でも良くなかった」


「事故後、初日は足首に痛みを少し感じていたが、今は100%大丈夫だ。頭痛もないし、何の問題もない。新しく生まれ変わったようだよ! 僕は本当にラッキーだったし、ポジティブに考えるようにしていた。できるだけ早くレースに復帰するのがとても重要なんだ。もちろん、医師団による出場許可が出るのを待たなければならない。でも僕は事故にあった気なんてしないんだよ」

 レース中、トヨタのヤルノ・トゥルーリの後ろで起こったことを良く理解するため、テレビの録画で事故の様子を確認したというクビカは、これが10年前に起こっていれば、今こうして事故について考えることすらできなかっただろうと語っている。

「あのときの事故はライブで見ていたんだよ!」この事故をテレビで見たかという質問を受け、クビカはジョークを飛ばした。
「テレビで確認したよ。ヤルノも病院に来てくれたし、何が起こったのか、そしてなぜ突然クルマのコントロールを失ったのかを理解するのは大事なことだ。僕らが接触したとき、どうやらフロントウイングがマシンの下に潜り込んで、僕のマシンを持ち上げたようだ。コントロールを失って、コースから外れたんだ」

「僕が覚えていることは、君たちが見た光景と同じだよ。ヤルノと競い合っていて、左手へ続くコーナーを前にしていた。コーナーに進入する前、僕はヤルノの左側についた。コーナーは左に曲がっていたため、ヤルノは左側に行くだろうと思い、僕は右寄りに進んだ。でも、どうやらヤルノは僕が左にいくと思ったらしく、彼は少しワイドなラインを取った。思いがけないことだったので、僕らは接触した。フロントウイングがクルマの下に入り込み、コントロールを失ったってわけだ。僕がアウトサイドのグリーン上にはじき出された時、いきなり何かに引っかかり、マシンが大きく飛び跳ね、ウォールにヒットした。マシンが止まって、ようやく全てが治まった。僕は自分の無事を確認してから、動いたんだ。何が起こったのかを見たかった。足首が少し痛かったけど、それだけだったよ」

「FIAによる安全性向上への取り組みやクラッシュテストなどが大きな進化を遂げていることを証明する事故だった。FIAには心から感謝したい。彼らが安全のために取り組んでくれたおかげで助かったんだ。10年前ならこうして話をすることもできなかったはずだが、今回は何事もなかったように元気だよ」

 今後、クビカはフランスGPの開催までに更なる検査を受ける。アメリカGPへの出場を果たせなかった彼は、次戦フランスでの復帰を目指している。




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