◆ロバート・クビカ(BMWザウバー)
Q:ロバート、事故の影響はある?
RK:それほどないよ。最初の日は足首に痛みがあったけれど、今は100パーセント問題ない。頭痛もなにもないよ。なんだか生まれ変わったような気分だ。本当にラッキーだったし、自分自身にポジティブな感触がある。できるだけ早く復帰することが大事だと思う。もちろんFIAの医師団による、インディ出場を許可するかどうかの判断を待たなければならないのだが、僕自身は何事もなかったような感じだよ。
Q:この後の手続きはどうなっている? メディカルチェックはいつ受けるのか?
RK:医師団が診察してくれるはずだ。モントリオールのドクター・デニスからの報告書は受け取っているが、それによれば何も問題ないということだ。彼らはあんなことが起こったのに僕に全く問題がないので本当に驚いていたよ。でも、(FIAの判断を)僕らとしては待つしかない。僕自身は100パーセント元気だけれど、決定を待たなければならない。マシンに乗ってカナダ以上のパフォーマンスを見せられるといいね。
Q:テレビであのアクシデントを見た?
RK:見たよ。あの時ライブで見ていたしね(笑)。写真も何枚か見た。ヤルノが病院に来てくれたので、事態を把握することができたよ。何が起こったのか、なぜ突然マシンのコントロールを失ったのか、理解するのは重要なことだ。接触した時、フロントウイングがマシンの下に入り込んで、僕のクルマが持ち上がった。僕にはコントロールできなくなり、マシンが舞い上がったんだ。
◆スコット・スピード(トロロッソ)
Q:モナコでは今季最高のパフォーマンスを見せたと思う。素晴らしいレースだった。
SS:そうだね。モナコは僕らにとっていいレースだった。バルセロナ以来、マシンは大きく進歩した。僕らは冬にテストをすることができなかったから、まだまだシーズンは始まったばかりだと分かっていたよ。でもマシンはまとまりつつある。少なくともあと1回は大きなアップデートがあるので、それによって入賞を争えるようなポジションに立てるようになるはずだ。でも、ここまでチームは素晴らしい仕事をしてくれているし、確実に前とのギャップを縮めてきている。
Q:今季ここまでのところ、自分のパフォーマンスには満足している?
SS:そうだね。僕は今年の序盤はとてもよかったと思う。いいレースができたが、単純にツキがなさすぎた。完走できなかったからね。バルセロナ以降、ペースはよく、予想以上のペースが発揮できていると思う。今週末も、カナダ同様のペースで走れるだろう。ヨーロッパに戻ったら、さらに改良を加えるよ。