BMWザウバーのチーム代表、マリオ・タイセンは、チームはロバート・クビカがアメリカGPに出場できない事態にも備えておくと発言した。

　クビカはカナダGPで大クラッシュを演じて病院に搬送され、一時は骨折したとの情報も流れたが、幸い軽症で済み、月曜には元気に退院した。彼は今週末のアメリカGPに出場したいとの意思を表しているが、タイセンはそれを歓迎しつつも、木曜にチーフメディカルオフィサーの診断を待って決断を下すと語っている。

「彼は自分はレースに出られるという感触を持っており、アクシデントの後遺症もない。これは素晴らしいことだ。ロバートは木曜にインディアナポリスで検査を受け、その後、チーフメディカルオフィサーが最終的な判断を下す。私たちとしては、ロバートがドライブできない場合にも備えておく」

「だが、もちろん私たちは、今週末彼がマシンに乗れることを願っている。私にとって理想的なシナリオは、早く全員が事故から立ち直り、レースでいいパフォーマンスを見せることだ」

　クビカが欠場を強いられる場合でも、BMWには強力なリザーブドライバーが控えている。GP2シリーズリーダーのティモ・グロックと、ワールドシリーズbyルノーのフロントランナー、セバスチャン・ベッテルだ。ふたりのいずれかが、必要とあればレースドライバーの座につくことになるだろう。

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