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クビカ、大クラッシュにもかかわらず明日にも退院へ 骨折は無し

2007年6月11日

 F1カナダGPの27周目にトヨタのヤルノ・トゥルーリと接触し、何回転もの大クラッシュに見舞われたBMWザウバーのロバート・クビカ。当初足の骨折という情報が入っていたが、BMWザウバーのマリオ・タイセン博士によればその足の骨折もどうやら無く、明日にも退院できそうだという。

 当初、クビカが病院に搬送された後、意識は安定しており会話もできるが、その怪我は“骨折”と伝えられていた。しかし、タイセン博士によればそれは「推論」としている。
「彼は今、病院にいて、腕を動かすこともできるし歩くこともできる。もちろん会話もしている」とタイセン。「我々は事故の約15分後にレースコントロールから最初の情報を得て、メディカルセンターに向かったんだが、彼はもう病院に搬送されていた後だった。それからは、サーキットで走っているニックに意識を集中したんだ。ロバートも走り続けていればニックの近くでフィニッシュできただろうと確信しているが、どちらにしても今日は素晴らしい日だ。表彰台を獲得し、あれほどの激しいクラッシュでドライバーが無傷で帰ってくるというんだからね!」

 驚くべき事に、あれほどのクラッシュにもかかわらずクビカは早ければ明日にも退院できるだろうと伝えられているが、アメリカGPへの出場は今のところ決まっていない。病院からの声明は以下の通り。

「ミスター・クビカは全ての必要な診察を受け、事故による軽いトラウマ、それと足首の軽いネンザが認められます。彼は安定していますが、しばらく病院に残る予定で、その後の状態については明朝再び発表されるでしょう」




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