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[TOYOTA]トゥルーリが逆境克服 10番手

2007年6月10日

 カナダ・モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで、F1第6戦カナダGPの公式練習第3回目と予選が行われた。昨日の公式練習初日で、フロントサスペンショントラブルに見舞われ、満足にセットアッププログラムを完遂できなかったパナソニック・トヨタ・レーシングは、夜を徹し、トラブルの原因を究明。問題が起きたフロントアップライト部は2年間に渡ってトラブルは無く、生産工程での問題も無いことを確認。しかし、エンジニアは、昨日の公式練習走行中において、アップライトとウィッシュボーンが極限状況で干渉している可能性があることを突き止めた。このため、チームは通常通りのセットアップへと戻り、さらに、用心のため、両ドライバーには第8ターンのより高くなっている二つ目の縁石を乗り越えないように要請して、公式練習第3回目を開始した。しかし、セッション開始33分後に他車のエンジンブローにより赤旗中断。セッション再開後の走行時間は、僅か10分となり、厳しい状況の中で午後の予選に臨むこととなった。
 午後1時から開始された予選は、気温25度、路面温度51度というコンディションで行われ、予選第1セッションでは、僅差での争いながらクリアラップに恵まれなかったラルフ・シューマッハーは18番手に留まった。一方、ヤルノ・トゥルーリは11番手で第2セッションへと進出。第2セッションでは10番手に入り、最終第3セッションへと進出を決めた。そして最終的にはトップ10グリッドから明日の決勝レースへと臨むこととなった。

ヤルノ・トゥルーリ
「今日は、限界の速さで走った。このため、より上位のポジションを望んではいたが、私はこの結果を非常に喜んでいる。昨日起こったトラブルと、公式練習での走行が限られたことによって、我々の作業はかなり滞ってしまった。しかし、第8ターンの縁石通過を避けることで若干時間を失ったものの、与えられた条件の下で、今日は良い結果を得ることが出来た。私は予選第2セッションを通過したラップタイムには本当に満足している。決勝レースは予選とはまた違う展開となるものだが、このサーキットは興味深いレイアウトを持ち、リタイアも出やすいので、最後まで走り抜かなければならない。明日は満員の観衆が集まり、素晴らしい雰囲気の下でのレースとなるだろう。より良い結果を目指す」


ラルフ・シューマッハー
「この週末、我々にとって完璧からはほど遠い状態だった。昨日のトラブルは、我々が公式練習セッションを最大限に利用出来ないことを意味していた。それでも我々は今日午後の予選で好結果を予想していたが、コース上の混雑に阻まれ、クリアラップが取れなかった。それが全てだった。私が最後のアタックに入ったとき、直前に4台のライバルカーがコースインして来て、アタックは阻まれてしまった。その後、2周目のアタックを行ったが、周回全てに渡って先行車がいた。この週末は可能性があったし、昨日の公式練習第1回目では、満足の行くタイムを刻むことが出来ただけに、大変残念だ。明日は厳しいレースとなるだろうが、このサーキットでは何が起こるか分からないので、ポジションを上げるためにベストを尽くす」

パスカル・バセロン
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「昨日の公式練習第2回目の問題は究明出来たが、ラップタイムでいうと今日の結果は、我々にとってシーズンで最も悪いパフォーマンスとなってしまった。当面のライバルであるルノー、レッドブル、ウィリアムズといったチームに後れを取ることとなった。ヤルノ・トゥルーリがトップ10入りしたことは良かったが、ラルフ・シューマッハーは残念だった。彼は、赤旗中断の公式練習後、最も重要な予選第1セッションで、コース上の混雑に阻まれた。やはり赤旗中断となった公式練習第3回目ともども厳しい週末となってしまった。我々は、夜を徹して、昨日のサスペンショントラブルが製造上の問題では無かったことを確認した。しかし、第8ターンでハンドルをフルに切った状態で縁石の大きな突起を乗り越えると、我々のセットアップでは、こうした極限の環境では、アップライトとウィッシュボーンが干渉することが分かった。このため、我々はキャンバーや車高、サスペンションの固さなどを定石どおりのセットアップに戻すこととなった。これらの処置によって問題は解決され、安全にレースが戦えることを確信している。しかし、更なる用心として、我々は両ドライバーに、コーナーで縁石の最も高い部分を乗り越えない走行ラインに変更するように頼んだ。決勝レースでは、今日のスターティンググリッドから、最良の結果が得られることを願っている」




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