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[TOYOTA]予期せぬ問題に直面、原因究明と対応を急ぐ

2007年6月9日

 F1第6戦カナダGPがカナダ・モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで開幕。公式練習第1回目と第2回目が行われた。カナダGPは例年よりもやや早い6月上旬の開催ながら、日中は気温が30度に達する暑さの中での走行となった。
 午前10時から行われた公式練習第1回目は、気温23度、路面温度31度、湿度63%のコンディションで、例年通り、路面が埃っぽく、グリップが低い状態で開始された。パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは各々、32周と、25周を走破し、着実にセットアップとデータ収集を行った。
 しかし、気温が29度、路面温度も48度と上昇する中で、午後2時から開始された公式練習第2回目では、2台共に、セッション序盤からサスペンションにトラブルが発生。原因究明のために、午後のセッションの多くを費やすこととなってしまった。チームは、明日土曜日午前中の公式練習第3回目で、公式練習初日の午後中断せざるを得なかったプログラムを再開し、予選と決勝レースへ向けた準備を行う。

ヤルノ・トゥルーリ
「公式練習第2回目の序盤、右フロントサスペンションのトラブルに見舞われたために、今日の走行は制限されることとなってしまった。原因究明に午後のセッション大部分を費やすこととなり、セッション終盤にコースインしたものの、再びトラブルが発生してしまった。残念な結果であり、今夜原因を調査する必要がある。そして、このことは、非常に短い時間内にセットアップの変更を行わなくてはならないということを意味する。我々は車体後部にも問題を抱えており、リアタイヤの摩耗が早いことに苦しんでいる。そのため、明日は上位グループへ追いつくために多くの作業をしなくてはならない。結果を出せなかった2レースの後、巻き返すために全力で努力を続ける。私の新しいヘルメットは、ジロ・デ・イタリアで勝利したばかりの、友人であるダニーロ・ディルーカに祝福を捧げるカラーリングであり、幸運をもたらしてくれることを望んでいる」


ラルフ・シューマッハー
「トラブルに見舞われたために厳しい午後となってしまった。ヤルノ・トゥルーリがサスペンションのトラブルを最初に経験した時点で、我々は用心のために、2台共に45分間に渡って走行を見合わせることとなった。セッション終盤に我々はコースへ戻ったが、再びトラブルに見舞われ、走行を中断せざるを得なかった。セッション前半は“TF107”の感触は悪くなかったが、全てのポテンシャルを見せることは出来なかった。ここのところ満足の行かないレースが続いているが、この週末こそ改善されることを望んでいる。明日は良い一日になることを楽しみにしている」

ディーター・ガス
レース&テスト チーフエンジニア
「確かに我々にとって良い午後とは言えなかった。ヤルノ・トゥルーリ車のフロントサスペンションに問題を抱えており、この問題は明らかにこのサーキットと関連するものである。今のところ、フロントのアップライト(サスペンション構造部品)が原因だと認識している。この部品は変更されたものではなく、テストを重ねた上に、シーズンを通してこれまで使用して来たものだ。そのため、我々はこの部品を調査し、何が起こったのか理解する必要がある。我々は用心のためにラルフ・シューマッハーをコースへ出さなかった。この問題は今日の我々の走行に大きく影を落とすこととなり、必要とする情報の多くがまだ得られていない。午前中のセッションは非常に順調であったが、ジル・ビルヌーブ・サーキットは午後、路面にタイヤラバーが付着するとコンディションが大きく変わる代表的なサーキットだ。明日へ向けて、最良の週末にするためにはどうするべきか、プランを立て直す必要がある」




レース

9/20(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/21(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/22(日) 決勝 結果 / レポート


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6位ルイス・ハミルトン174
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8位セルジオ・ペレス144
9位フェルナンド・アロンソ62
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2位オラクル・レッドブル・レーシング475
3位スクーデリア・フェラーリ441
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5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム31
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