マクラーレン・メルセデスのCEO、マーティン・ウィットマーシュは、今シーズン序盤2戦の結果には満足しているものの、今後も気を緩めるつもりはないと語った。
F1第3戦バーレーンGPを前に、ウィットマーシュは、コンストラクターズ、ドライバーズの両選手権においてトップの座を維持し、ライバルたちより優位なポジションに立ち続けるには、まだまだ多くの仕事に取り組む必要があると述べた。
「マクラーレン・メルセデスチームは、序盤2戦において強力だった。両選手権をリードしており、関係者全員にとって素晴らしい状況だ。しかし、我々レース部門には、現状に安閑としている人間はひとりもいない」
「まだ15戦残っているので、現在のパフォーマンスレベルを維持するためには、かなりの作業に取り組み、さらに前進していく必要がある。ライバルたちも、我々同様、必死に頑張っており、タフなシーズンになるだろう。ここまでの流れを保ち、他チームと戦っていく」
バーレーンGPでシーズン序盤の遠征戦は終了し、ヨーロッパラウンドがスタートする。この間、チームはMP4-22の開発プログラムに取り組むと共に、序盤戦から得たデータの処理と強化分野における作業を行う。
「4月末にはカタルニアで3日間にわたり、重要なテストを行う。これによって、ヨーロッパラウンド前に、MP4-22がさらに大きく変わることになる」
メルセデスのボス、ノルベルト・ハウグも、ウィットマーシュと同様の意見を繰り返している。
「フェルナンド(アロンソ)とルイス(ハミルトン)が第2戦マレーシアで素晴らしい結果を出してくれ、過去何カ月もにわたってハードワークにあたってきたチームの全員の努力が報われた。開幕2戦で、優勝1回、2位2回、3位1回というリザルトを記録することができ、両世界選手権においても、いいスタートと言えるだろう」
「しかし我々は、現状に満足することなく、さらなる努力を重ねていく。まだこれから15戦が控えている。1-2を達成したマレーシアの翌週には、バーレーンGPがある。バーレーンでは2月にテストを行い、4、800km以上を走破した。ここでも序盤2戦同様のリザルトを出すべくトライする」