BMWザウバーF1チームのテクニカルマネージャー、ウィリー・ランプは、今週末行われるバーレーンで、“3番手”のチームとしてのポジションをさらに確立できるだろうと予測している。
これまでのところBMWは、フェラーリとマクラーレン・メルセデスという2強に迫る速さを見せる唯一のチームだ。バーレーンとマレーシアは連戦となるので、この状況は変わりそうもない。
マレーシアと同様に、各チームはバーレーン・インターナショナル・サーキットでのテストを新車で行っている。オーストラリアでのシーズン開幕を控えた2月末、この地で2度にわたる3日間のテストが行われたのだ。
「ほとんどのチームがバーレーンでのプレシーズンテストに参加しており、私たちはマシンのセットアップにおいて、しっかりした基本を持っている」とランプは語った。
「コース上の砂のせいで、タイヤを酷使することになるだろう」
「空力については、妥協が必要だ――低速コーナーでは高いダウンフォースが理想だが、同時に長くワイドなストレートもあり、そこでオーバーテイクするためには高いトップスピードが必要になるからだ。私たちはF1での3番目のチームとしての地位を、より確固たるものにできるはずだ」
一方、ニック・ハイドフェルドも、最近行ったテストが助けになるだろうが、考慮しなければならない要素として、やはり砂の問題があると認めている。
「このサーキットは砂漠の真ん中に位置しているということで、ちょっと特別なものとなっている。もし風が強ければ、コースはとても埃っぽくなる。そうするとグリップが失われるため、僕らのドライビングに影響が出てくるし、マシンにも厳しくなる」とハイドフェルド。
「今年、ほとんどのチームがバーレーンの現在のデータを持っている。2月末に2度のテストをしたからね」