バーニー・エクレストンは土曜朝、セパンでF1チーム代表を招集し、カスタマーカー問題の解決を求めた。

　この際、トヨタの冨田務氏とルノーのフラビオ・ブリアトーレは、現状への不満と、スパイカーが進めている調停手続きへの支持を表明した。両チームはこれまで、この件に関しては目立った動きを見せていなかったが、冨田氏は今回は積極的な発言を行ったと伝えられている。
　スパイカーは現在、調停手続きを行っているが、エクレストンは、法廷外で解決することを望んでいる。スパイカーが調停裁判で勝訴した場合、トロロッソとスーパーアグリのマシンは違法と見なされることになり、エントリーリストから4台のマシンが消える。これは最悪のシナリオとはいえ、エクレストンとしては、そういう事態を避けたいと考えているのだ。解決法については、この2チームが受け取ることになっている分配金の再分配に焦点が置かれることになるだろう。

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