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[HONDA]第2戦マレーシアGPプレビュー:中本修平「確かな手応え」

2007年4月3日

 開幕戦オーストラリアGP終了後、Honda Racing F1 Teamはわずかな休息を経て、クアラルンプールへと向かい、2007年シーズン第2戦マレーシアGPに挑む。

 GPに先駆けてセパン・サーキットでは、開幕後初の合同テストが行われている。連日の蒸し暑いコンディションの中、チームはRA107の開発作業に集中した。レース本番でもかなりの高温多湿が予想され、全戦中屈指の過酷なGPとなりそうだ。

中本修平
シニアテクニカルディレクター
「開幕戦後のセパンテストで、空力パーツをはじめ改良パーツを多数投入し、これまで問題となっていたブレーキングスタビリティの改善や車体セットアップの変更によるパフォーマンス向上が見受けられ、確かな手応えを感じています。開幕戦では実力を発揮できませんでしたが、今年のマシンは去年のマシンと比較して、技術的に大きく飛躍できるクルマだと自信を持っていますので、マレーシアとバーレーンで、序々に追い上げていきたいと思います」

ジェンソン・バトン
「マレーシアGPは僕にとって大きな意味を持ち、忘れられないグランプリだ。何といっても初めて表彰台に上がったのが、2004年のここだったからだ。セパン・サーキットはすごくタフなコースで、レースはいつも過酷なものになる。実際にドライバーだけでなく、スタッフ、それからマシンにとってもね。これだけ暑いと当然ながら冷却系の有効性が重要になってくる。特にこのサーキットでは、エンジン全開頻度が70%に近い。湿度が高いために、運転中の疲労度もいっそう増すように感じる。レース中のコクピット内の暑さに耐えられるよう、十分なトレーニングを積む必要がある。この熱帯の陽気に少しでも慣れるよう、僕は積極的にアウトドアで身体を鍛えている。その意味では先週のテストも、大いに役に立った」

「セパンでは、いくつか抜けるポイントがある。1コーナーやランカウイの右コーナー、そして左に回り込むベラヤ・チオマンといったところ。1周を速く走るには、絶対的に優秀な空力性能が必要だ。同時にドラッグも、できるだけ少なくしないといけない。フロントにグリップがつきすぎると、第5、6コーナーでタイムロスしてしまうことになる」


ルーベンス・バリチェロ
「ここは走っていて、本当に楽しいコースだ。ピット前を通過した時点で、時速250km。そして1コーナーのフルブレーキング直前には、時速300
kmに達する。1コーナーはかなりの低速で、ギアレシオにもよるけれど、1速か2速まで落とすことになる。コース幅もかなり広いために、レース中はここで何度も抜きつ抜かれつのシーンが見られることになる。でもレコードラインは何本もないから、その取り合いでしのぎを削ることになるね」

「次の左の2コーナーも、かなりタイトだ。そして長く右に回り込む3コーナーに続く。ここではコーナリング中に、2.5G前後の横荷重がかかる。そこからの短い直線で7速までシフトアップする間に、車速は時速270kmまで上がる。4コーナーは、2速か3速でクリアする。それほど難しいコーナーじゃないが、路面にバンプがあるために、挙動を乱しやすい。その先には、左右にリズミカルに続く5、6コーナーが待ってる。5速で、気持ちよく走り抜けられる。でも首に交互にかかる横G の大きさは、ハンパじゃない。去年まではほとんど全開で回ってたけど、今年のタイヤではちょっと難しいだろう」

「その後7、8と小刻みに右、右と回るんだが、アンダーステアのクルマだとここでタイムをロスすることになる。短い直線ののちの9コーナーは、1速で抜けるヘアピンだ。ここからの加速では、十分なトラクション性能が要求される。次の10コーナーは、ほとんど直線といっていい。その先の11コーナーも右回りで、通過速度は時速130kmぐらい。さらに短い直線を経て、12コーナーは時速250km、6速全開で抜けていく」

「なだらかな13コーナーから、タイトな14コーナーへ。ここもオーバーテイクの大きなポイントのひとつだ。長い直線のあとの最終コーナー、ターン15でも抜くことはできる。ここで2速に落とし、メインストレートを立ち上がっていくんだ」




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