スパイカーF1チームが、長期にわたるタイトルスポンサー契約を発表した。スポンサーとなるのは、アラブ首長国連邦(UAE)の国営航空会社であるエティハド航空と、アブダビの不動産開発会社アルダーだ。
この合意に基づき、スパイカーは今後3シーズンにわたり、「エティハド・アルダー・スパイカーF1チーム」の名称で活動する。
「このパートナーシップは、チームにとって新時代の幕開けとなる」とスパイカーF1のチーム代表兼マネージングディレクターのコリン・コレスは語った。
「私たちは、エティハドとアルダーと協力できることを誇りに思う。両者ともアブダビの主要なブランドであり、それぞれの分野で成功したいという決意と情熱を見せている」
「この意欲はスパイカーの哲学とブランドの価値にぴったり一致するので、私たちは長年にわたって共に前進を続け、それぞれの目標を達成していければと思う」
エティハド航空のチーフエグゼクティブであるジェイムズ・ホーガンと、アルダーのCEOであるロナルド・バロットは共に、それぞれの会社がF1に大きく関われることを喜んでいる。
エティハド航空とアルダーのロゴは、オーストラリアGPから、チームのマシンとドライバーのスーツに大きく入れられることになる。
「エティハド・アルダー・スパイカーF1チームの誕生を目にして、非常に嬉しく思う」とホーガンは語った。
「スパイカーチームの歴史のターニングポイントであるのと同時に、この航空会社の歴史にとって新時代の幕開けでもある」
「私たちはこの提携を利用して、この航空会社を新たなレベルで消費者に認知してもらえるようにしていきたい。これはエキサイティングなパートナーシップのほんの始まりにすぎず、両者に大きな成功をもたらすことが期待される」
「アブダビは、急速に成長している市場であり、F1はその商業的な成長に欠かせない」とバロットは付け加えた。
「アルダーは、進行中のヤス島の開発によって、F1にしっかり関与していく意思を示してきたが、スパイカーとのパートナーシップは、私たちの関わりをさらに深め、会社の注目度と影響の及ぶ範囲をさらに広げていくだろう」
「組織自体を発展させていくにあたり、このパートナーシップは完璧な組み合わせであり、私たちは互いに利益をもたらす関係を築けるのを楽しみにしている」
スパイカー・カーズN.VのCEO、ビクター・ミュラーは、これがまだ始まりにすぎず、チームとアブダビとの結びつきはさらに拡大していくだろうと断言した。
「アブダビ政府が完全に所有する重要な投資会社、ムバダラ開発会社が、2005年の11月に私たちの会社の株主になって以来、スパイカーとアブダビとの絆は強化されてきており、今日の発表にも結びついた。エティハドとアルダーとの間で、このパートナーシップが始まったことを非常に誇りに思っている。そしてこれはまだ始まりにすぎない」と彼は述べている。