INGルノーのエンジニアリング担当エグゼクティブディレクター、パット・シモンズは、アルバートパークでの2007年シーズン開幕戦で、彼のチームが昨年同様の勝利を飾れるとは予想していないという。というのも、彼の見方によれば、オフのテストでは他チームが優れたパフォーマンスを示してきたからだ。

　メルボルンへの出発に先立ち、シモンズは“テストはあくまでもテストでしかない”としても、現時点ではフェラーリ、マクラーレン、そして場合によってはBMWも、ルノーより優位に立っていることを認めた。
「私たちは現時点での自分たちのパフォーマンスについて現実的な姿勢を取りつつある」とシモンズ。
「チームが12カ月前と同じポジションにはいないことを分かっているからだ。バーレーンでの最後のテストを通じて、フェラーリが集団を引き離しているのが明らかになり始めた。彼らに続いて、おそらくマクラーレンが2番手のチームだろう。そして、BMWとルノーが肩を並べて3番手というポジションにいる」
「しかし、私たちは最後のプレシーズンテストの成果に勇気付けられた。クルマを改善するために努力すべき領域はまだいくつもあるが、私たちには何をしなければならないかが分かっている。信頼性に関して言えば、ルノーとマクラーレンの両チームが、冬の間を通じてきわめて優れた信頼性を示してきたように見える。ただし、私たちがいつも言っているように、テストはあくまでもテストでしかない。最終的な判定はメルボルンで下される。2007年はタフな戦いになると予想している。だが、私たちも戦う準備はできている」

• -
  ツイート
• 0
  シェア