いよいよF1開幕戦も今週末と迫り、オーストラリアのアルバート・パークで新シーズンを迎えるなか、マクラーレン・メルセデスのフェルナンド・アロンソは、同チームでのキャリアのスタートを勝利で飾ることを目標にしているという。
2年連続の世界チャンピオンに輝くアロンソは、ルノーからの移籍後、新たに所属するマクラーレンに対しての不満はほとんど見せていない。しかし新シーズンを迎えるにあたって、依然として多くの疑問符が残されており、アロンソはその答えとして最初の手がかりをオーストラリアで示したいと願っている。
このところのテストで好調さを見せるフェラーリが開幕戦では優位に立つと見られているなか、アロンソは、2006年のバーレーン開幕戦での勝利を今年も繰り返し、昨シーズンと同様にタイトル防衛に向けての好スタートを切ることができると自信を見せている。
「冬のテストでは、新しいチームとマシンに慣れるために時間を費やした。今では本当に居心地がいいと感じているし、レースを始めるモチベーションはすごく高まっている」とアロンソ。
「僕はいつでもオーストラリアでのレースを楽しんでいる。雰囲気はすごくいいし、早くそこでレースをして、僕らが他のチームと比べてどのあたりにいるのか確認するのを楽しみにしているんだ」
しかしアロンソは、自身のマクラーレンへの移籍や、新たなルールやレギュレーションが採用されたことなどによるシーズンへの影響に対して警戒心も見せており、特にタイヤがブリヂストンのワンメイクになることで、シーズンを通して激しい競争になるのではないかと予想している。
「新しいルールもそうだが、今シーズンのF1には多くの目新しさがある。すべてのチームはブリヂストンのポテンザを履いて走ることになるし、多くのドライバーがチームを変えた。だから誰もがゼロからのスタートになるし、そういった要素がレースをすごく面白くすると思うよ。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスでの最初のレースを勝ちにいくかって?もちろん僕らはそうしようと、懸命に頑張っているところさ」