マクラーレン・メルセデスのCEO、マーティン・ウィットマーシュによれば、日曜のフランスGPでは、チームがMP4-21をさらに進歩させたことを証明できると期待しているという。
マクラーレンは、ルノーやフェラーリなど、ライバルのほとんどと同様に、先週ヘレスでテストを行った。通常のタイヤテストを実施すると共に、新しい冷却のパッケージもテストした。このパッケージは、今週末のマニ−クールで使用されることになる。
「いつもと同じく、勝利が私たちの目標だ。チームは大変なハードワークをこなしてきたので、私たちはそういうリザルトを得るために、頑張ってプッシュするつもりだ」とウィットマーシュは述べた。
「MP4-21は一歩前進しているし、ミシュランの母国レースであるフランスで、それを示せればと願っている」
「私たちは、先週ヘレスで、集中的なテストプログラムを完了した。8月の夏休み前には、もう1回のセッションが残っている」
「作業が完了し、冷却パッケージに改良が加えられることになった。MP4-21に必要なパフォーマンスの向上を見いだすために、テストチームは集中的に作業を行い、開発プログラムを推し進めている」
一方、メルセデスのボスであるノルベルト・ハウグは、チームの最近の調子と進歩している様子に感銘を受けている。ハウグは、2週間前のインディアナポリスで、スタート時の多重クラッシュさえなければ、彼らはたやすく表彰台に乗れていたかもしれないと考えている。
「インディアナポリスでのアメリカGPで、スタート直後の2コーナーで、すでに2台とも失ってしまったのは痛かった」とハウグは付け加えた。
「それまでの3戦で、チームが上昇基調にあることが示せていた。私たちは2戦で勝つチャンスがあったし、結局3回表彰台を獲得できた。アメリカでも表彰台が可能だったはずだ。特に、タイヤチョイスと1回ストップ作戦のおかげでね」
日曜日に、ファン−パブロ・モントーヤのNASCAR入りの発表があって、イベント直前にドライバーが変更されたにもかかわらず、フランスGPに向けて、ハウグは、ウィットマーシュと同様、自分たちがうまくやれると自信を持っている。
「マニ−クールでは、私たちの目標は、上向きの調子を維持することだ。そして私たち全員が、去年のバーレーン以来の実戦登場となるペドロ(デ・ラ・ロサ)を歓迎するよ」
「ヘレスでのこの前のテストはポジティブなものだったし、私たちはレースに勝てるようになるために、向上していく必要がある。的を絞った集中的なプロセスが、目標達成を助けてくれるだろう」