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[Honda]中本修平レポート「前倒しでいろいろ試せて、いいテストでした」

2006年7月12日

 北米2連戦から帰ってすぐ、チームはスペイン・ヘレスで3日間のテストを実施した。インディアナポリスに匹敵する暑さの中、「明らかにクルマは変わっている」と、中本修平シニア・テクニカル・ディレクターは、今後のレースへの手応えを感じているようだった。

−かなり暑いテストだったようですね。

「ええ。路面温度は40℃後半から50℃に達しようという、そんなコンディションでした。それから路面のミューがマニクールに比べて高いこともあって、持ち込んだタイヤは何を試しても、グレーニング(ささくれ摩耗)がひどかったですね。うちだけじゃなく、他チームも苦労していたようですが。フランスGPも例年暑くなりますが、今回のヘレスほどではないでしょう。あそこなら、ここまでひどいグレーニングは出ないはずです。しかしそれも、100%確実というわけではありません。その辺を見通しながらの、タイヤ選択作業になりました。ただミシュラン勢の中では、ロングランを比較してみると、さほど悪くはなかったです。インディアナポリスは明らかに、想定外の路面温度に助けられました。タイヤが温まりにくいというマシン特性が、プラスに働いたわけです。ヘレステストにもそういう側面がありましたが、クルマ自体の進化も貢献していると思います」
「というのも今回、かなり前倒しして新しいものをいろいろ試したんです。本来ならフランスGP後にテストしようと思っていたものを、テスト1回分早めることができました。その結果、なかなか面白いデータが取れました。すぐにマニクール(フランスGP)に投入できるものばかりではありませんが、少し改良して次のドイツに出すことは可能でしょう。明らかにクルマは変わっています。けっこういいテストでした」


−フランスGP後は、ドイツ・ハンガリー連戦。それが終わると3週間以上の夏休みに入って、テストが出来なくなります。

「だから2連戦前にやろうと思っていたテストを、今回やれたのは大きかったですね。再確認の作業が、来週すぐにできるわけですから。そうじゃないと、8月末のトルコGP後まで待たないといけなくなります。下手すると、9月上旬のイタリアGPにも入れられません。そのあたりは、僕も一生懸命プッシュしているところです。みんなアイデアは持っているわけだから、それを迅速に、出来るだけ多く形にして、取捨選択していくつもりです。これまではともすると、(アイデアが)エンジニアたちの引き出しにしまい込まれたままになっていることが、少なくなかったんです。今はとにかく、プッシュです。
「新風洞も動き出していますし、フルスケールですから、実際のレースカーを入れてデータが取れます。明らかに以前の風洞とは違う結果が出ています。今後いっそう緻密な開発が可能になるはずです」
「チームの雰囲気もいいですよ。みんな頑張ろうという気持ちで、まとまって来ています。今後のレースで具体的な結果が出れば、さらにいい方向に転がって行くでしょう」




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