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多重クラッシュのクリエン、ミスを認める

2006年7月5日

 レッドブルのクリスチャン・クリエンは、アメリカGPのスタート直後に起きた第1コーナーでの多重クラッシュについて、レーシングラインから外れたことで十分にスピードを落とすことができず、ウイリアムズの1台にぶつかってしまったと述べ、自分にミスがあったことを認めた。このアクシデントにより、クリエン本人とウイリアムズのマーク・ウエーバー、スーパーアグリのフランク・モンタニーがリタイアを余儀なくされている。

 クリエンの説明によれば、彼はよいスタートを決めたものの、目の前にいたスピードの遅いミッドランドを避けようとして、イン側の汚れた路面でマシン後部のコントロールを失い、ウエーバーにぶつかる結果になったという。
「ミッドランド勢が第1コーナーに向けてブレーキをかけようとしていて、僕は路面の汚れた方にいた。それで、これは僕のせいなんだが、イン側にいたウエーバーにぶつかってしまったんだ。原因は僕にある」
「正直に言えば、(何が起きたのか)正確には分かっていないんだ。すごく厳しい状況だった。全車が一気に流れ込んでいた。と思ったら、すでに終わってしまっていた。何が起きたのか分かっていないし、テレビ画面で確認した方がよさそうだ」


 モンタニーもまた、スピンを喫したクリエンを避けられずにクラッシュの犠牲となった一人だ。彼のマシンは大きなダメージを受けて、走り続けることができなかった。
「まあ、スタート自体はあまり良くなかったよ。ホイールスピンさせすぎた」とモンタニー。
「(トロ・ロッソのビタントニオ)リウッツィにオーバーテイクされた時は、コースのイン側にいたんだ。ブレーキングで何人か抜けるだろうと思ったので、そのままイン側に留まって、皆のように普通にブレーキをかけたんだ。だけど、イン側を見るとレッドブルの1台がコースのど真ん中にいて、思いっきりブレーキを踏んだけど、300km/h近く出ていれば止まれるわけがないよね。その後接触してしまった。それだけだよ」




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