スコット・スピードは、レッドブルとスクーデリア・トロ・ロッソは間違いなく“正しい方向”に進んでいると語った。
木曜日に行われたアメリカGPでのFIA記者会見で、この“地元”のドライバーであるスピードは、2007年中に表彰台の可能性はあるけれども、チームは3年計画の1年目であるということを忘れてはならないと語る。
「アメリカのモータースポーツと比べると、フォーミュラ・ワンは、よりチームスポーツの色合いが強いと思う」F1でステップアップするために、そしてF1でウィナーになるためには何が必要かと尋ねられてスピードは答えた。
「F1チームは、自分達のクルマを作り、エンジンを作り、クルマを制御する電子システムを作らねばならない。その意味ではレッドブルとトロ・ロッソは正しい方向を向いていると思う。だが、だからといって今年すぐに結果が出るだろうということではない。すべてが計画通りにいって、開発のスピードも順調に行けば、来年の表彰台は可能かもしれない。だがそれもいくぶん楽観的な見方だ。3年計画のプログラムにプラスアルファが必要かもしれないと思っている」
彼のシーズンに関しては、これまでのところは楽しんでいると語っている。「ファンタスティックだ。誰でもF1に来ると思うんだ。『僕は本当にF1を走っているのか?ここで走れるだけの十分な力があるのか?』ってね。今では僕は十分その力があると自信を持っているよ。チームは僕をすごくよくサポートしてくれているしね」
「最初は学ぶことが多くて大変だった。今僕らはできる限り多くのことに関して改良を進めているところだ。僕らのエンジンのことを考えると、周りの進歩に付いて行くのは難しいけどね。先週末(のカナダ)は10位に入ったけど、僕らにとっては素晴らしい結果だった。チームは確実に前進できているよ。そういう状態の中で、地元のアメリカに戻ることができて本当に素晴らしいと感じているんだ」