F1がアメリカGPのためにインディアナポリスを訪れるにあたり、ミッドランドのティアゴ・モンテイロとクリスチャン・アルバースは、1年前のリザルトの再現は難しくとも、いい成績を確保することを目指している。
モンテイロはおそらく、1年前にミシュラン勢がレースから撤退したことで、一番恩恵をこうむった人物だと言えるだろう。ジョーダンチームで、予想外の表彰台フィニッシュを成し遂げたからだ。今回はポイント獲得はかなり難しそうだが、モンテイロは、モントリオールの1周目で同僚のクリスチャン・アルバースをリタイアに追い込んでしまったミスをなんとか埋め合わせるためにも、今週末はいいパフォーマンスを見せる必要がある。
「ここは僕にとって、すごく特別な場所だ」とモンテイロ。
「(去年は)とても奇妙なレースになってしまい、それによって僕はここで初めてのF1表彰台を獲得したんだ。でも、だからといって、それを成し遂げたチームに対して僕が感じる誇りが減るわけじゃない」
「僕はこれまでいつもインディアナポリスが大好きだった。2003年にチャンプカーでドライブしていた時のチームが、本拠を置いていた場所だからね。それで、ずいぶん友達もいるんだ。このコースには数々の歴史があるし、ドライブするのが楽しいコースでもある。とてもテクニカルなインフィールドがあって、それから、この長くて信じられないほど高速のストレートがあるんだ。僕はこれまであそこでドライブするのを本当に楽しんでいたし、また走るのが楽しみだよ」
同僚のアルバースは、昨年ミナルディで5位に入った。先週末のカナダはリタイアに終わっているだけに、モンテイロと同様、ぜひともいい成績を得たいと考えている。
「インディアナポリスでは、僕らがカナダよりもっとずっとうまくやれることを願っている。カナダは、マシンから最大限の力を引き出せなかったので、本当に残念な週末になってしまった」とアルバース。
「ティアゴとの事故も、本当に不運だった。でも、だからこそ、ブリックヤードでは、もっと事態がよくなるはずだ。正しいマシンセットアップを見つけて、予選でうまくやれればと願っているよ。マシンに様々な改良を施すべく、風洞のスタッフも頑張っているし、それがアメリカGPに間に合えばいいね」