現世界チャンピオンである、ルノーのフェルナンド・アロンソは、2006年のドライバーズタイトルを確実に手に入れるために、今週末に迫ったカナダGPでも好結果を狙っている。
カナダGPまであと数日と迫った中、アロンソは、サーキット・ジル・ビルヌーブでは2003年に4位入賞を果たしたのが今までのベストリザルトであるだけに、今年こそは良い結果を残したいと述べた。アロンソは昨年のカナダGPで、リードを築いている最中にターン4でバリアにヒットしてリタイアを喫した。これは、彼にとって、昨シーズン唯一のミスだった。
アロンソは次のように述べている。
「カナダは、シーズン開幕時に自分の“攻略リスト”に挙げたレースのひとつだ。表彰台にも上ったことがないので、それが2006年の目標のひとつでもある」
「だから、カナダでは力強い結果を目指して、本当にプッシュしていくつもりだよ」
「このサーキットではここ何年か、ルノーのマシンが絶好調だ。僕は2004年も2005年も完走できていないけど、両レースともすごく速かったし、2003年には最速ラップを記録した。僕らには相性のいいサーキットだと思う」
ドライバー選手権については、2番手のミハエル・シューマッハーと23ポイント差をつけてトップを快走している。しかしアロンソには、“守りに入る”つもりなど、全くないという。
そういった作戦を選ぶかという問いに、アロンソは「そのつもりは全然ない」と答えた。
「シーズンは半分も終わっていないし、フェラーリには強力なライバルがいる。去年戦ったライバルチームのいくつかは、信頼性に問題を抱えていた。だけど、フェラーリにはその問題が起きそうにない。毎戦、トップ争いに来るだろうし、カナダでも相当に強いだろうね」
「だからこそ今でも積極的に攻めているし、新しいパーツも投入して、どのレースでも限界までプッシュしようと頑張っている。今シーズンを制するためには、そういった姿勢でなければならないんだ」