15日、モンツァでのF1合同テストが3日目を迎えた。最終日となったこの日は、ホンダ、BMWザウバー、ルノー、ウイリアムズ、トヨタ、レッドブル、トロ・ロッソが走行を行い、ホンダのジェンソン・バトンがトップタイムをマークした。

　バトンは参加ドライバー中最多の135周を走りこみ、シャシーセッティング、空力開発、タイヤテストなどを行い、今回のテストでの最速タイム、1分22秒925を記録した。僚友のルーベンス・バリチェロも同様のプログラムに取り組んだが、午前中に駆動系のトラブルに見舞われ、5番手となっている。
　2、3番手にはBMWザウバーのロバート・クビカとジャック・ビルヌーブが続いた。ビルヌーブは午前中、カナダGPに向け、新しい空力パーツのテストを行い、午後にはアメリカGP用のタイヤ作業を行っている。クビカはイタリアGPの準備作業に取り組んだ。

　4番手はルノーのジャンカルロ・フィジケラ。彼はローダウンフォースセッティングとタイヤテストを行った。チームメイトのヘイキ・コバライネンはタイヤ評価のためにロングランを繰り返し、7番手となった。
　ウイリアムズ勢はマーク・ウエーバーが6番手、ニコ・ロズベルグが9番手。ウエーバーはギヤボックスのニューパーツやブレーキパーツのテストを行うと共に、カナダGPに向けたタイヤ評価にも当たった。ロズベルグはセッティング、エンジン開発、タイヤテストなどに取り組んでいる。

　トヨタのヤルノ・トゥルーリが8番手、チームメイトのラルフ・シューマッハーが10番手。トゥルーリはカナダ用のタイヤテストを行った。シューマッハーはエンジンの電気系トラブルに見舞われ、走行時間をロスしている。
　レッドブルは、デイビッド・クルサードが11番手、ロバート・ドーンボスが最下位13番手。間に挟まれる形で、トロ・ロッソのビタントニオ・リウッツィが12番手に入っている。

Monza(6/15)
Leading times

1位
Jenson Button
Honda-Honda
1'22.925
135Laps M

2位
Robert Kubica
BMW Sauber-BMW
1'23.318
89Laps M

3位
Jacques Villeneuve
BMW Sauber-BMW
1'23.648
125Laps M

4位
Giancarlo Fisichella
Renault-Renault
1'23.793
57Laps M

5位
Rubens Barrichello
Honda-Honda
1'23.877
90Laps M

6位
Mark Webber
Williams-Cosworth
1'23.916
85Laps B

7位
Heikki Kovalainen
Renault-Renault
1'23.932
109Laps M

8位
Jarno Trulli
Toyota-Toyota
1'24.037
68Laps B

9位
Nico Rosberg
Williams-Cosworth
1'24.169
80Laps B

10位
Ralf Schumacher
Toyota-Toyota
1'24.232
64Laps B

11位
David Coulthard
Red Bull-Ferrari
1'24.416
80Laps M

12位
Vitantonio Liuzzi
Toro Rosso-Cosworth*
1'24.416
97Laps M

13位
Robert Doornbos
Red Bull-Ferrari
1'25.074
70Laps M

B:Bridgestone tyres
M:Michelin tyres
*:restricted V10 engine

Weather/Track conditions: Hot、 sunny and dry.
all times unofficial

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