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ワールドカップ開幕で、ルノーがイングランド対フランスに分裂!

2006年6月13日

 ワールドカップのフランス代表チームがまだ初戦を迎えていないにもかかわらず、ルノーのチーム内ではすでに、イングランド対フランスのライバル意識が加熱しているようだ。

 ほとんどのF1ドライバーの出身国が今回のワールドカップに出場するとあって、ライブ中継による「イングランド対パラグアイ」の一戦がサーキット内に設置された巨大スクリーンに映し出されると、その“ビューティフルゲーム”に全員の目が釘付けになった。そんな中、ルノーのピットでは、声援が二分されていた。

“フォルツァ・アズーリ”(頑張れ、イタリア代表の意)のステッカーを貼ったイタリア仕様のヘルメットを持参したジャンカルロ・フィジケラは、中立的な立場をとっていた。しかし、メカニックとエンジニアたちは、イングランド組とフランス組に分かれて熱狂的な応援合戦を繰り広げ、仏ビリー・シャティヨンのスタッフたちが、“パラグアイ・オフィシャル・ファンクラブ”と書いた紙をテレメトリーの背後から見せて、英エンストンのメカニックたちを煽っていた。
 この一件により、2週間後にフランスと対戦するトーゴ共和国代表チームには、エンストンからの熱狂的なサポーターが60名ほど味方につくことが確実となった。その「フランス対トーゴ」の試合は、F1の舞台が次戦カナダGPへと移った6月23日、フリー走行2回目が終了した時点でキックオフを迎える。




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