ミハエル・シューマッハーは、シルバーストンで金曜午後に行われるグランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)のミーティングにおいて、モナコのスキャンダラスな一件について謝罪するつもりはないと断言した。
彼は、この件についてはすでに十分に報道されているが、GPDAのミーティングにおいて、他のドライバーたちに対し、喜んで話をするという。
「喜んで彼らに話をするよ」とシューマッハー。
「でも、この機会を利用して何らかの行動を起こそうとしている人々はたくさんいる。正直言って、あまりそういうことにかかわる気はない。あることが起こった。それを受け入れようが受け入れまいが、それを経験したんだ」
「ああいうことが、あんな形で起こらざるをえなかったことは、当然残念に思っている。でも、ああいうことが自然に起こってしまうことはあるんだ。残念だと感じるとすれば、それは結果についてだ。あそこで起きたことの理由が本当にそういうことなのか、考えてみるべきだ」
「この件については多くの人々がコメントしたり、記事を書いたりして、メディアで多くの報道がされているのを知っている。それが現実だ。でも、話を続けていても、何も変わらない。このことについて話し続けても、あそこで起きたことを変えることはできないと思う。だから、もっと重要なことに集中していきたい」
シューマッハーは、他のドライバーたちに謝罪すべきだという指摘は意に介していない。
「実際、もうそれは済んでいる。(モナコの)日曜に言ったが、他人のラップタイムを邪魔するためにわざとやったと信じている人々がいることは、残念だ。あれは故意によるものではない。そうやって起きたアクシデントではないんだ。(起きたこと自体を)謝る以上のことは、僕にはできない。ミスは誰でもするものだし、あの事故もそうやって起きた。なのに、みんな見方を変えようとしない。僕がひれふして許しを請うことを望んでいる人間がいるんだとしたら、とんでもない話だよ」