選手権3位でイギリスGPを迎えるルノーのジャンカルロ・フィジケラは、今週末、優勝を狙えるだろうと自信を持っている。
「シーズンに向けて好スタートを切っていると思うし、昨年の今頃よりもずっといいポジションにいる」とフィジケラ。
「トラブルのない、まともなレースができれば、表彰台に上れているからね。モナコではグリッド中ほどからのスタートを強いられたけれど、それでも積極的な走りでポジションを上げている。モンテカルロのあのコースで、5台も抜いたんだ。かつてないほどいい走りができており、その状態でシルバーストンに向かえるのは最高だ。ここはシーズンの中でも好きなコースのひとつなんだ」
イギリスGPはチームのホームGPのひとつであるだけに、彼にとっては重要な1戦となる。
「シルバーストンは素晴らしいサーキットだ。あそこで、うまくやるのはすごく重要だよ。エンストンから全スタッフが見に来るだけに、この週末はより一層大切になってくる。シルバーストンでのレースは本当に楽しい。ドライバーにとっては、第1セクターにある高速コーナーがすごくエキサイティングだ。シーズンの中でも特別なレースのひとつであることは間違いない」
「2週間前のテストでは、本当に良い感じだった。今年の違いはコーナーで出るだろう。2005年よりもコーナー入口で15〜20km/hほど速くなるだろうね。コプスのターン1では、ターンインで280km/hくらいのスピードになる。そういった場所がコース上、何カ所かあるんだが、これはかなりの速さだよ!」
フィジケラは今週末はいい結果が出せると自信を持っている。
「あそこは効率的な空力を必要とするサーキットでもあり、マシンバランスが安定していれば、高速コーナーでスピードにのることができる。ちゃんとアタックするにはマシンに対する心からの自信が必要だが、R26ならそれが可能だ。自信を持てれば、マシンを限界ギリギリで走らせ、周回の最初の部分で勢いをキープし、良いラップタイムが刻める」
「4月のシルバーストンテストでは最速だったから、当然すぐに上位に入れると思っている。僕らのパッケージ向きのサーキットだと思うしね。フェラーリが最大のライバルになるだろうけど、パフォーマンスの点では接戦になりそうな気がする。だけど今週末、僕らには優勝を狙えるパフォーマンスがあると思っているよ」