BMWザウバーのニック・ハイドフェルドは、イギリスGPを前に、同GPを気に入っている理由のひとつは、観客が真のモータースポーツファンであることだと語った。
「シルバーストンはレースのカレンダーの中でクラシックなイベントだし、どのドライバーもチームも非常によく知っているサーキットだ。テストが多く行われているからね」とハイドフェルドは述べた。
「4月の末に、BMWザウバーF1チームと共にあそこで3日間のテストを行った」
「いくつか高速コーナーのあるチャレンジングなコースだ。ベケッツのコンビネーションが特にすごく楽しいよ。しかし、あそこでは風を感じるんだ。時として、突風が平地を吹き抜けることがある」
「このグランプリで、もうひとつ僕が好きなところは、ファンの人たちが知識が豊富だということだ。イギリスには、真のモータースポーツファンが大勢いる。彼らは個人にはさほど興味はなく、むしろこのスポーツ自体に興味を持っているんだ」
「悪天候は、イギリスの伝統のようなものだ。僕は雨でも気にしないよ。実際、雨はエキサイティングな要素を少し付け加えてくれることもあるんだ。シルバーストンでも、スパと同じように、霧がプラクティスのスタートを遅らせることがある。たとえ、コース上の視界がOKでもね。緊急用のヘリコプターが使用できるぐらいの天候でないと、ドライビングは許可されないんだ」
BMWザウバーの第3ドライバー、ロバート・クビカも、シルバーストンを気に入っている。
「シルバーストンはいいね。僕は最近のテストで、3日間走行した。いくつか本当に速いコーナーがあって、第1セクターは特に速い。1コーナーは全開だよ。このコースはモナコとはまったく違ったチャレンジになるし、僕らがどれだけのパフォーマンスができるか、見られたら嬉しいね」とクビカは付け加えた。
「あそこへ行くのが楽しみだよ。4年前の2002年に、僕はあそこでフォーミュラ・ルノーのレースをしていたんだ。温度は少し低いかもしれないと思う。タイヤの温度を十分上げるように気をつける必要がある。シーズン最初の寒いコンディションでは、問題があったからね。週末に、金曜のプラクティスセッションがうまくいくのを楽しみにしているよ」