ミハエル・シューマッハーは、来シーズン以降に関する決定は、シーズン終わりまで持ち越すかもしれないということを明らかにした。
シューマッハーのマネージャー、ウィリー・ウエーバーは、数週間のうちにシューマッハーはフェラーリに対して彼の意志を伝えなければならないだろうと示唆していた。しかし、7度の世界チャンピオンに輝くシューマッハーは、今年の終わりまで決定を行わない可能性は“大いにありえる”と語っている。
「決定はかなり遅くなることもある」とシューマッハー。「シーズンが終わるまでフェラーリは待ってくれる」
このニュースは驚きをもって受け入れられている。なぜならシューマッハーの決定は、キミ・ライコネン、フェリペ・マッサ、そしてバレンティノ・ロッシの動きに確実に影響を与えることになるし、彼ら全員がその決定を待つことができるとは限らないからである。ただマッサだけは、フェラーリが来シーズン彼を必要と感じれば、リザーブしておくことが可能となるだろう。ただしその場合は、2003年に彼が努めていたテストドライバーへと戻ってしまうことになってしまうが。
またミハエルは、最近フェラーリの調子が戻ってきたことを喜んでいる。
「僕たちの調子はいいと感じているよ。もともとクルマがいいことはわかっていたんだ。そのことはバーレーンでわかっていたしね。でもその後の2レースではそのポテンシャルを示すことができなかった。でも最終的には、僕らのパッケージの持つ競争力に疑問符を付けていた人たちにその疑問を払拭させることができた。エンジニア、メカニック、すべてのチームスタッフがこれまで懸命にやってきた努力が報われたんだからすごく素晴らしいことだ」
「今年、今の時点ではコンペティションはすごく接近していると思うよ。ほんのちょっとした違いが他のチームより先に立てる要素となるだろう。前進するためにもっとも容易な方法は間違いなくタイヤだね」
「高いクオリティのピットストップ作業とマシンを持つことはすごく大事なこと。すべてが正しい方向に進まねばならない。現在の環境と、この激しい競争の中で、今のところ僕らにとってはすべてがうまくいっている」