6月10日、イギリスGP予選をシルバーストンに見に来る観客の中には、サッカーファンもいるだろうが、彼らは当日のワールドカップのイギリス初戦を見逃す心配はない。シルバーストン・サーキットが、サーキット内にある大型スクリーン3台でワールドカップの試合を放映することを決めたのだ。

　イギリスGP予選には、ジェンソン・バトンやデイビッド・クルサードを応援する地元ファンなど、最高で6万5千人のF1ファンが訪れるものと予想されている。今回のシルバーストンの決定により、詰めかけた大勢の観客は、予選終了後まもなくフランクフルトでキックオフ予定のイギリス対パラグアイ戦を、サーキット内で観戦できることになった。

　予選のスタート時間はワールドカップのTV放映に合わせて30分繰り上がり、12時30分開始、13時30分終了予定となっている。その後、サーキットの観客は、サーキット内に設置された3カ所のエリアに場所を移し、14時スタートのワールドカップの試合を堪能することができる。

　シルバーストンサーキットのマネージングディレクター、リチャード・フィリップスは、次のように述べている。
「今年のイギリスGPを見にシルバーストンへ訪れるファンは、ワールドクラスのスポーツに触れられる信じられないような週末を期待できる」
「コース上で3日間にわたって展開される華やかなF1イベントに加えて、我々は土曜日の午後にワールドカップのイギリス対パラグアイ戦をお見せすることにしたからだ」
「予選だけで6万5千人の観客を見越しており、素晴らしい雰囲気がサーキットを包み込むだろう。さらにワールドカップ イギリス戦を見に人々が集まる場所としては、世界中で最も観客の多い場所のひとつとなるはずだ」