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クルサード、バトンを激励「焦らずチャンピオンを目指せ」

2006年3月6日

 今年でキャリア7年目に入るホンダのジェンソン・バトンは、102戦に出走して、まだ1勝も挙げていない。だが、親しい間柄にあるデイビッド・クルサードは、彼にはまだたっぷり時間があるのだから焦る必要はないと述べている。

 英ザ・ピープル紙によれば、クルサードは、世界チャンピオンを狙うバトンにはまだこの先10年以上ものチャンスがあると語っており、焦ることなくタイトルを目指せばいいと考えているようだ。しかし、もしもホンダのマシンが冬季テストの調子をシーズン中にも保てるならば、彼は今年にも、タイトル獲得を目指せる位置につけることができるだろう、とも述べている。

「ジェンソンは素晴らしいドライバーだと僕は思っている。もしホンダが勝てるようなマシンを用意していたなら、すでに優勝していたはずだ」と現在レッドブルで走るクルサード。
「彼は今後10年から15年は活躍できるのだから、変に焦ったり、まだ勝ち星を挙げていないという事実に落ち込んだりする必要はない」
「彼ら(ホンダ)が今年のシーズン開幕から勝てるマシンを準備すれば、彼はタイトル獲得にチャレンジできるだろう。ジェンソンがそれを成し遂げるために必要なものを有していないのでは、と疑問視する根拠なんて、実際にはどこにもないと思う。彼自身が信じ続ける以上、彼にはチャンピオンになる技量があるのだから」

 実際のところ、クルサードは、バトンが今年、フェルナンド・アロンソやキミ・ライコネンと何度も優勝争いを繰り広げ、タイトル争いにも絡む可能性もあると信じている。
「今年については、再びアロンソとキミ・ライコネンのトップ争いになると思う。そして物事がジェンソンにとって良い方向に進めば、ジェンソンもそこに加わるだろうね」




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