ハンガリーGPは、ヨーロッパシリーズのみならず、フォーミュラ・ワンのシーズン中でもっとも暑いイベントのひとつという評判だが、今年のイベントも例外ではないだろう。

　英クラッシュネットのレギュラー天気予報士、マーティン・チューターの予報では、イベントはほぼ快晴の下で行われ、日曜日の朝だけ小雨が降るかもしれないが、週末は記録的な気温となるだろうとしている。
「木曜日、金曜日、そして土曜日と、ヨーロッパ南東部を覆う高気圧のため晴天となるだろうと予想している。だが週末の大見出しは、極端な暑さだろう」
「最初の2日はアフリカから南風が吹き、記録的な外気温とトラックの表面温度をもたらすだろう。日陰での外気温は、38から40℃を越えるだろう。もちろん日なたではさらに暑く、トラックの温度は50℃、あるいは60℃台にまで上がる可能性もある」
　各チームはイタリアやスペインのサーキットでテストを行っているが、そこまでの極端な暑さの下でのテストは行ったことがないだろう。彼らの選択するタイヤコンパウンドが果たしてそのコンディションをどう切り抜けるかに注目である。

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