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バトン「自分のミスでリタイアしたのが何より悔しい」

2005年6月14日

 ジェンソン・バトンはカナダGPの46ラップ目に、自らのミスにより、悪名高き‘チャンピオンズウォール’に激突し、表彰台のチャンスを逸した。
 バトンは、ミハエル・シューマッハーからのプレッシャーが徐々に大きくなってきた状況で、ヘアピンでコースを外れてタイヤを汚し、その後の最終シケインの出口でクラッシュを喫した。シューマッハーは2位でフィニッシュしている。
「あのヘアピンでは少しオーバーステアが出たんだ」と明かすバトン。「少し大回りになったところでタイヤかすを拾ってしまった。タイヤがどれくらい汚れたのか分からなかった。シケインですごいアンダーステアになってしまったというのが本当のところだ」
「シケインをカットしてグリーンを横切ってもよかったのだが、そうするとミハエルを前に行かせなきゃならなくなるかもしれなかったので、それは避けたかった。4位でフィニッシュするより、3位争いをして3位でクラッシュした方がまだマシだと思っていた」
「かなりハードに縁石に当たった。フロントサスペンションを痛めたかどうかは全然分からないが、すごく高く跳ね返ってサーキットの反対側にとんだ。ウォールにはそれほどひどくは当たらなかったが、サスペンションが取れてしまった。あの縁石を降りたあとはすぐにウォールに当たるしかなかった。スローダウンできないし何もできないからね」
「あれは完全に僕のミスだ。表彰台だって間違いなく可能だった。ミハエルが後ろにいて、すごく接近していたが、僕のタイヤの感触は問題なかった。残念だが、こういうこともある。自分のミスでリタイアになるのは2001年か2002年以来だ。他の何よりそれが腹立たしいよ」




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