ラルフ・シューマッハーは、兄のミハエルに対して、今年もドライバーズチャンピオンを獲得するのはもうあきらめた方がいいと語った。ポイントリーダーのフェルナンド・アロンソとは、あまりにも点差が開いてしまっているからだ。

　ミハエルは8度目のタイトルを目指しているが、現在アロンソに34ポイントも後れを取っている。アロンソは今季、怒濤のスタートを切り、毎レース表彰台に上っているうえ、そのうち3レースでは優勝している。
「フェラーリは、タイトルからはあまりにも遠いし、今季はもうあきらめた方がいい」とラルフはドイツのビルド紙に対して語った。
「現実的になるべきだよ」
「ミハエルはかなりの追い上げが必要だ。ルノーは残りのレースでも何度か優勝するだろうからね」
　アロンソはこれまで44ポイントを獲得しており、2位のヤルノ・トゥルーリは26ポイント。3位のキミ・ライコネンは17ポイントで、同率4位のラルフとジャンカルロ・フィジケラが14ポイントとなっている。
　一方ミハエルは、デイビッド・クルサードとファン-パブロ・モントーヤと同率7位で、10ポイントの獲得にとどまっている。

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